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読む

今読んでいる本がすごくおもしろくて、読み終わらないうちに読書感想文を書きたくなっている。

「一冊の中にぴんと来る箇所がひとつでもあれば読書としては成功」という話、たしかに、たしかにそうだとは思うけれども、やっぱり記憶からこぼれおちそうな話なども、なんだかんだ記録に残しておきたい、と思う性である。

今回でいうと、たとえば「本屋」という生業について、「職業」というせまい領分でしかとらえていなかったけど、それは情報の取り入れかたにかかわる話であり、またインプットこそがアウトプットであるという話でもあり。

うまくまとまらないけれども、そういうほとばしることば/イメージの急流みたいなものの只中にいるという感覚を久しぶりに味わえた。

備忘のために書いておくと、次に読みたい本は出版や印刷にかかわるもの。
中世ヨーロッパの活版印刷に関する本、やっぱり読みたいなあ。
科学者が愛読していたという『グーテンベルクの銀河系』も読みたいけど、高すぎて手がつけられず。図書館で探してみよう。

ちなみに今読んでいるのは、WIRED日本版編集長の若林恵さんが書いた『さよなら未来』という本(エッセイ集)です。

むかしから活字中毒で、朝ごはんを食べながらジャムの瓶の後ろのラベルを隅から隅まで読んだりしていた。積ん読は10冊程度が限界で、それ以上積んであると山ごとどっかにやってしまいたくなる。
Kindleも前は使っていたけど、装丁や表紙の質感やページを繰ったときの感覚など、リアルな本には物質的な魅力が詰まっていると思っていて、最近はもっぱら紙の本を読んでいる。

図書館や本屋(特に古本屋)で天まで続くかのような本棚を目の前にすると、時が止まったような感覚に陥るあの瞬間が好きだ。これが没頭で、耽溺で、陶酔で…そういうことばは、みんな本が教えてくれたんだった。

年始に掲げた目標を達成すべきこつこつ読むペースはできつつある。心のおもむくままに、読書という大海原の航海士になろう。

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