富山お試し移住サービス「ためスモ」体験レポート by新井結衣さん
こんにちは、まさるです。
先日、僕たちが運営するお試し移住サービス「ためスモ」のモニターとして、神奈川から起業家・新井結衣さんが来てくださいました。
新井さんに「ためスモ」を通じた6泊7日の富山体験について、リアルな感想を伺いました。
◎観光で訪れた富山に感動し、お試し移住を決意
ーー「ためスモ」のサービスに興味をもったきっかけを教えてください。
以前、富山市八尾(やつお)に伝わる伝統行事・おわら風の盆を観に富山を訪れたことがきっかけで、富山の大ファンになりまして。今度は旅行先としてではなく、リモートワークの場所として富山を体験したい!と思い申し込みました。
富山に訪れたことのなかった親友も、絶対後悔させない!と一緒に連れてきました。
ーー観光地として、富山を気に入ってくださっていたんですね!
漫画「月影ベイベ」を読んで「おわら風の盆」のことを知り、富山出身の友人にアテンドしてもらって富山に初めて訪れたのが2年前のことです。
ーーおわらを実際にご覧になって、いかがでしたか。
本当に感動しました。盆踊りの一種と説明されることが多いのですが、今まで見た盆踊りとは一線を画していて、「おわら」は「おわら」なのだと感じました。24時間、街並みを踊り続ける風情、そして25歳以下の未婚の方しか踊ることができないという希少価値のある踊りというのも、非常に魅力的で。
その富山旅行をきっかけに富山が大好きになり、東京で活動されている富山出身経営者の方々と一緒にお仕事するようになりました。昨年、富山で開催された新規事業創出のためのアイディアソンにも参加し、富山への愛がさらに深まりましたね。
さらに富山の写真家・イナガキヤストさんのSNSをフォローしていて、富山の素敵な景色を常にチェックしています。
ーー今回の「ためスモ」参加の目的を教えてください。
昨年10月に起業したばかりなので、「富山の企業との繋がりを増やしたい」と思い参加しました。
ためスモスタッフの皆さんはまるで「見守り隊」のように私たちの滞在をサポートしてくださり、いろんな方を紹介してくださいました。今回の「ためスモ」を通じて、2年以内に富山と神奈川の2拠点生活を始めることを決意しました。
ーーとっても嬉しいです!!富山をビジネスの場としても選んでくださった理由はなんですか。
経営視点で見ても、富山にはビビッとくるものがあったんです。富山にはいいものがたくさんあるのに、うまく発信できておらずもったいない、と。ビジネスの場としても、富山はもっと大きくなっていくだろうと確信しています。
ーーじゃあ、2拠点生活とは言わず、富山移住しちゃいましょうよ(笑)。
富山だけ、東京だけだと気づけないことが多いと思うんです。両方のいいところをシェアしていきたいな、と。いろんな引き出しを持っている方が、人生面白いですしね。
◎身体の調子もよくなる、富山の住環境
ーー「ためスモ」のサービスはいかがでしたか。
これまで、「暮らす」目線で富山を観たことがなかったので新鮮でした。
6泊とも一軒貸しのゲストハウスで宿泊したので、富山でマイホームを持てばこれだけ広々と生活できるのか!とリアルに感じることができました。空気とお水が美味しく、身体の調子がとってもよかったです。
ーースーパーで食材を買い、調理された日もあったそうですね。
はい。富山のスーパーには興奮しました。野菜もお魚も安くて、新鮮で、美味しくて。
上市町のゲストハウス「種宿」に宿泊した際には、自家製のお漬物やお味噌をお裾分けいただき、買ってきた食材と一緒に調理しました。
顔2つ分くらいの大きなキャベツが150円で買えたり、大量の「ふくらぎ(ブリの幼魚)」がたったの300円だったり…。ふくらぎは初めて食べましたが、脂は乗っているけれど、しつこくなく、とても気に入りました。
ーー仕事をする場所として、富山はいかがでしたか。
宿泊したゲストハウス、富山市内のインキュベーション施設「HATCH」、そして駅前のカフェで作業したんですが、めちゃくちゃ快適でした。
「HACTH」では日本一周されている旅人がフラっと立ち寄っているところに遭遇し、こうやって人と人との繋がりができていくんだなあ、と実感しました。
ーー雪が降りはじめた頃の滞在でしたが、「富山の冬」を体験されていかがでしたか。
八尾に宿泊した日に雪が積もったので、朝、雪かきを体験しました。八尾には川に雪を流す習慣があり、「雪ながし」という八尾ならではの体験ができたのはよかったです。新鮮でした。
ーー雪かき体験をされたとは、リアルな冬の富山を体験できましたね。寒さは辛くありませんでしたか。
それほど苦ではなかったですね。雪予報が出ていたので、厚手の靴下、裏起毛の服、ユニクロのウルトラライトダウンを持参しました。これらの装備で全く問題ありませんでした。
◎「ためスモ」のメリットは人との出会いの質と量
ーー観光で来た時と比較し、「ためスモ」を通じて富山を訪れるメリットはありましたか。
人との出会いの質と量に感動しました。
今後、ビジネスでもプライベートでもご一緒できそうな方10名以上と出会えました。「はじめまして」の出会いで、これだけ深い関係性を築けたのは、ためスモスタッフの方々のサポートがあったからです。
1日目と4日目はスタッフの方がずっと見守ってくださいましたし、一緒にいない時間もメッセンジャーで気軽に相談できたのがよかったです。
地元の良さは、地元の人に聞くのが一番。旅行で訪れた場所で、インターネットで調べた情報だけでこれだけ質の高い経験をするのは難しいと思います。富山での限りある時間の「価値を最大化」したいという意欲もあったので(笑)、「ためスモ」を利用してよかったです。
ーー具体的に、どんな出会いが印象的でしたか。
起業したainote株式会社では、新規事業で着物を活用した日用品づくりを行う予定です。
八尾でお世話になったゲストハウス「越中八尾ベースoyatsu」を運営する原井紗友里さんは、着物のアップサイクルブランド「tadas」も経営されており、着物をリメイクした洋服やアクセサリーを展開されています。その知見を伺えたのが非常に勉強になりました。
※ためスモパートナー・原井紗友里さんのインタビュー記事はこちら
ーー八尾の酒蔵「玉旭酒造」の当主・玉生(たもう)貴嗣さんとは、夜にお酒を酌み交わしながらお話しましたよね。
本当に思い出に残る夜でした。当主の玉生さんと、スタッフに佐渡さんと日本酒を飲みながら語らいました。
玉生さんからは富山のことやお酒造りのことを伺い、富山をもっと世界にアピールしていくにはどうしたらいいのだろう、というご相談も受けました。富山の未来について前向きに語らうことができました。
※ためスモパートナー・玉生貴嗣さんのインタビュー記事はこちら
ーー新井さんも、富山の未来を真剣に考えてくださっているんですね。
初めて富山を訪れてからたったの2年ですが、甚だ僭越ながら、富山の未来を真剣に考えています(笑)。
SNSやゲームのネイティブ世代である私たち世代には、「和」を知る機会そのものが少ないんですよね。富山にはたくさんの伝統文化がありますから、それをどんどん発信していきたいです。
玉旭酒造のスタッフの佐渡さんは、日本酒「おわら娘」を醸す時に歌を歌いながら作業されるそうなんです。玉旭酒造では当たり前の光景かもしれませんが、私とっては新鮮で、印象に残るエピソードでした。
カップルの普通の暮らしがSNSで発信されてバズっているように、そんな何気ない日常だけれど、新鮮な気づきを与えてくれる富山の風景を、新しい形で発信できたら嬉しいです。
◎2年後には富山と東京の2拠点生活を目指す
ーー富山に拠点を置くとしたら、県内のどんな場所を検討していますか。
まだ明確に決められてはいないのですが…。
これまで、富山の夏と冬を体験し、四季のはっきりしているところが富山の魅力だと感じました。なので、季節ごとの海の幸を堪能し、四季折々の景色が堪能できるところに拠点を起きたいですね。
ーー「ためスモ」スタッフにはリノベのプロもいるので、空き家を上手に活用したオフィスづくりにもご協力できますよ!
それは心強いです!よろしくお願いします。
ーーこれからの事業の構想をお聞かせください。
DXを用いて、建設企業のIT化をお手伝いするのが私たち「株式会社ainote(アイノテ)」のメイン事業です。私たちは、人事部や事務の方がIT技術を身につけるお手伝いをし、企業のIT化のハブになっていただこうと思っています。IT化に悩みを抱えている富山の企業をサポートできたら嬉しいです。
ーー次はいつ、富山に来られますか?
実はもう、3月に来ることを決めています。
伝統工芸の盛んな高岡市を訪れたことがないので、じっくり観て回りたいです。
また、八尾の着物アップサイクルブランド「tadas」でオーダーメイドの服を仕立ててもらっているので、それを受け取りに行くのも目的の一つ。そして、春が旬のホタルイカや白えびも堪能したいです。
ーー次の来富もお待ちしております!
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富山の企業とのつながりを増やしたい、起業家の皆さん。
集中できるリモートワーク先を探している、フリーランスの皆さん。
第二の人生を富山で過ごそうと考えている、移住検討中の皆さん。
現在、冬の富山を体験できる「ためスモモニター」絶賛大募集中!
充実した6泊7日となるように、僕たちは全力でサポートいたします。皆さんのご応募、お待ちしております。
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