コーポレートガバナンスコードとは何か?

 コーポレートガバナンス・コードとは、上場企業のコーポレートガバナンスにおけるガイドラインとして参考となる原則や指針です。
2015年3月5日、金融庁と東京証券取引所により「コーポレートガバナンス・コード原案」が公表されました。

また2018年6月にもコーポレートガバナンス・コードの一部改訂が行われれ、上場会社においては、コーポレート・ガバナンス報告書を、2018年12月末日までに提出する必要がでてまいりました。


コンプライン オア エクスプレイン

コーポレートガバナンス・コードの大きな特徴は遵守義務はなく、遵守しない場合はなぜ遵守しないかを説明すればよいというものです。

現実的には遵守せざるを得ない場合が多いので、遵守しなさいと言ってくれたほうがと思ってしまいます。

コーポレートガバナンス・コード


コーポレートガバナンス・コードの具体的な内容をみていく。

基本原則

第1章 株主の権利・平等性の確保
【基本原則1】
【原則1-1.株主の権利の確保】
【原則1-2.株主総会における権利行使】
【原則1-3.資本政策の基本的な方針】
【原則1-4.いわゆる政策保有株式】
【原則1-5.いわゆる買収防衛策】
【原則1-6.株主の利益を害する可能性のある資本政策】
【原則1-7.関連当事者間の取引】

第2章 株主以外のステークホルダーとの適切な協働
【基本原則2】
【原則2-1.中長期的な企業価値向上の基礎となる経営理念の策定】
【原則2-2.会社の行動準則の策定・実践】
【原則2-3.社会・環境問題をはじめとするサステナビリティーを巡る課題】
【原則2-4.女性の活躍促進を含む社内の多様性の確保】
【原則2-5.内部通報】

第3章 適切な情報開示と透明性の確保
【基本原則3】
【原則3-1.情報開示の充実】
【原則3-2.外部会計監査人】

第4章 取締役会等の責務
【基本原則4】
【原則4-1.取締役会の役割・責務(1)】
【原則4-2.取締役会の役割・責務(2)】
【原則4-3.取締役会の役割・責務(3)】
【原則4-4.監査役及び監査役会の役割・責務】
【原則4-5.取締役・監査役等の受託者責任】
【原則4-6.経営の監督と執行】
【原則4-7.独立社外取締役の役割・責務】
【原則4-8.独立社外取締役の有効な活用】
【原則4-9.独立社外取締役の独立性判断基準及び資質】
【原則4-10.任意の仕組みの活用】
【原則4-11.取締役会・監査役会の実効性確保のための前提条件】
【原則4-12.取締役会における審議の活性化】
【原則4-13.情報入手と支援体制】
【原則4-14.取締役・監査役のトレーニング】

第5章 株主との対話
【基本原則5】
【原則5-1.株主との建設的な対話に関する方針】
【原則5-2.経営戦略や経営計画の策定・公表】


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