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ちょっと待ってほしい声掛け


世の中、デジタル化してきていると言っても、まだまだ診察券だったり予約票なんかを使ってますよね。
今回は、いつも何だかなぁ・・・と個人的に思っていることを紹介。

ある整骨院でのこと

腰痛をきっかけに近所の整骨院に通ってました。
週1回~10日に1回のペースで通っていたので、スタッフの方も当然顔なじみ。
時間帯も毎回一緒だったので、勤務しているスタッフさんもほとんど毎回変わらないんですよね。
なのですが、入って靴を脱いでると
「診察券をお願いしま~す」
と言われるのです。

もちろんわかってます。
毎週通っているんで・・・
そして私、靴脱いでるんです。
靴脱ぐ前に診察券が必要なの??

とひねくれた心になることもたまにはあるんです・・・
だって毎回なんで(笑)
もちろんそんなことは声にも表情にも出さないですが💦
笑顔で「は~い、ちょっと待ってくださいね~」と。

もちろんスタッフさんも急かしているわけでもなく、他意はないこともわかってはいるのです。
私が月1ぐらいの通院頻度であれば、またあまり顔なじみになっていないようなところであれば、毎回声を掛けられても全然気にならないのですけどね。

この事例の何が「ちょっとなぁ・・・」と思わせるのか。
主に2つの事柄を気を付ければ、相手にストレスを与えずに済むのでは、と考えたのです。

相手の立場で変える

今回の例で言えば、毎週通っていて、さらにスタッフさんとも顔なじみだということ。

ホテルでも飛行機でも多頻度利用のお客様はもちろんいます。
ただその数はとても多く、毎回そのお客様と接するわけでもありません。
ホテルなんかは「今日から○○様が△泊です」と情報共有がありますし、もちろん毎回担当するゲストだっり、前回宿泊時に深く関わったゲストの場合は、担当者がお迎えの挨拶をすることもあります。

もちろんそういった特別対応を好まない方もいますが、大概の方は認知されているということに好意的な気持ちを持たれるかと思います。

こういった方に、初めて利用する方と同じようには接しません。
お部屋へご案内する際に、キーの説明だったり、事細かな説明は
「知ってるよ!!」となりかねません。

逆に初めてだったり、前回の宿泊時のことを覚えていないような方には細かく案内が必要だったりします。

今回の整骨院の事例で言えば、診察券を出すことは知っているので、あえて声を掛けなくてもいいんじゃない?と思うのです。

つまり、分かりきっていることを、そこをよく利用する人に敢えて言うのはちょっと待とう。ということです。
もちろん、「言ってはいけない」ではありません
相手だってウッカリ忘れていることもあるのですから。
ただ伝える前にちょっと立ち止まると、今、言うべきか様子を見るべきかがわかるのではと思うのです。

状況を観察する

今回の事例ではもう一つ。
「私、今、靴脱いでいるんですけど・・・」

そう相手が今、それをできる状況かを見てほしいと思うんですよね。
もちろん急いでしてもらわなければならない、もしくは靴を脱いだら早急にやってもらいたいようなことであれば、伝えなくてはなりません。
ただ、その場合もいきなり「○○してください」とお願いすると、私のように臍を曲げます(笑)

以前、クッション言葉について書きましたが、まさに使うべき時はここです!!(関連記事リンクは記事末尾にあります)
「靴を脱いでいるところ申し訳ないのですが・・・」など相手の行為を中断する断りを入れると、わかっていて声を掛けてるんだな、と配慮されている感が伝わります。

相手の行為の中断だけでなく、相手の立場などをクッション言葉にしてもいいですよね。
たとえば、「毎回のことなんですが、、、」など。

飛行機では安全についての協力依頼がとにかく多い!
なので乗り慣れている方にとっては、協力依頼の声掛けに「知ってるよ!」とか「今からやるよ!」とイラっとくることもあるかと思います。

例えば着陸前など背もたれを戻したり、テーブルを元の位置に戻したりしなければなりません。
CAは1列ずつ順に安全確認をし、適宜声掛けをします。
中にはPCを開いてお仕事をされている方もいらっしゃいます。
着陸案内のアナウンスが流れたからと言っても、すぐにはパソコンを片付けられるとは限りません。
ファイルを閉じて、カバンにしまって・・・なんてやっている時に、「恐れ入りますがテーブルを・・・、背もたれを・・・」と言われたら、「分かってるよ!」となると思うのですよね。
なので、パソコンを片付けようとしているかどうか見て、そこは一度スルー。
数列進んでから、または折り返し戻ってくる時に確認をし、直っていない場合は声掛けをするようにしていました。

相手を焦らせない、恥をかかせない、不快にさせないためには相手の状況を見た上での声掛けが必要になってきます。

気遣いとは観察

決まり事でも相手と状況で判断することが気遣い、配慮をすることができます。
気遣いのできる人、細やかな配慮ができる人は相手をよく観察しています。
観察といっても、じっと見つめるのではありませんよ。。。

日々の生活の中でも気遣いって大事ですよね。
例えば、入り口の扉を続いてくる人のために、開けて待っておく、とかも配慮です。
ただ、とってもゆっくりにしか歩けない方にとってはそれがプレッシャーになるかもしれません。
急がなきゃ、と慌てて躓いてしまうかもしれません。

続く人の様子を見て、「あ、足が痛いのかな?」とか「早く歩けないのかな」と思った時、それは観察ができているということなんです。
そこから想像をして行動することが配慮や気遣いになっていきます。

例えば「急がなくて大丈夫ですので、ゆっくり来てください」と声を掛けるのもいいでしょう。
「閉めてしまっても大丈夫ですか?」と声を掛けるのもありかもしれません。
相手の行動を知った上で行動をすることこそが気遣いに繋がります。
たまには的外れになることもありますが・・・

飛行機でよくあること。
席を立って向かってくるお客様にお手洗いの扉を開けて待っていたら、お手洗いへの用事ではなかった、みたいな・・・
そっと扉を閉めて、周りで見てしまったCAがいないか確認です(笑)

❀✿❀表紙写真について✿❀✿

スマホ写真ですが、せっかく帰省中に色々写真も撮ってたので内容とは全く関係ない写真ですがちょっと載せていきます📷

北軽井沢のお蕎麦屋さんでランチをした際に撮りました。
ちょっと紅葉に早い時期かなと思ったのですが、
やはり標高の高いところは場所によって色づいていました。

実は沖縄は紅葉がないんです。
なので気温と風の感じでしか秋を感じることができない・・・
桜と紅葉の季節が恋しくなるのです。
普通の並木でも紅葉を感じられる内地が羨ましい・・・

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🖋 🖋 🖋 参考記事 🖋 🖋 🖋

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