見出し画像

言語学習の優先順位

以前に「トリリンガル計画」についての記事を書いて、そこからコツコツとスペイン語を勉強してきました。

テストを受けていないので(タイミングが合わず)どの程度のレベルにあるのかは不明ですが、現地の人と何ら不自由なくコミュニケーションが取れるようにはなったので、一応トリリンガルになる夢は叶えました。

この2年間でライフスタイルに大きな変化があったので難しかったのですが、今度機会があればテストでも受けに行こうかなと思います。

さて、言語学習については前に自論を展開しましたが、今回はスペイン語の学習経験を踏まえて、さらに洞察を加えていければと思います。個人的に3つのパートに分けて説明します。

モチベーション

まずこれが一番大事です。よく言語学習においては、自分の利益になるかそうでないかの基準で勉強をするしないを決意する人が多いです。例えば、仕事で英語が必要になったので勉強を始めたというのが一番わかりやすいと思います。

それは別に悪いことではないですが、個人的に「仕事」が理由で英語を勉強する人はモチベーションが長続きしない人が多い気がします。言語学習において「継続」は必須事項なので、モチベーションは最も重要であると言っても過言ではないでしょう。

前にひろゆきさんが「今から言語として勉強するならというどれ?」質問に対して、フランス語かドイツ語を挙げていました。たしかに間違いではないですが、功利主義で言語習得をするのはあまりオススメしません。

言語勉強はその言葉を喋っている国の人たちの文化を学ぶことでもあるので、キャリアアップとかの実用性の軸で考えるとどうしても行き詰まる瞬間が来ると思います。

例えば、日本語は実用性という点では、世界で日本という国でしか話されていない言語なので、学ぶメリットは少ないです。それでも勉強する人がいるのは、日本の文化について興味を持って、さらに深く知りたいと思うからではないでしょうか。

また英語は別かもですが、フランス語やドイツ語でキャリアアップできるレベルまで到達するにはかなりの時間と労力を要します。なので、それであれば興味のある言語を毎日楽しく勉強して理解できるようになる方が、その後の人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

スピーキングよりリスニング

話せるようになりたいからスピーキングの練習を序盤から取り入れるのは大きな間違いです。新しい言語を学び始めたら、9割をリスニングに割り当ててください。それもできれば現地の人が話している教材を使うようにしましょう。

なぜリスニングが重要かというと、言語学習においては文法や語彙を学ぶだけでなく、それらが実際にどのような文脈で使用されるかを理解することが重要です。なので、実際に現地の人が使っている会話を聞いて、どんな文脈でどんな言葉や言い回しが使われているのかを理解することが上達の近道になります。

文法や語彙の勉強が重要じゃないとは言いませんが、先にそっちを勉強してスピーキングの練習をしてしまうと、実際に使われていない表現を使用したり、文法のミスを気にするあまり言葉が出てこなくなるなどの弊害が出てきます。

リスニングも最初は何を言っているかわからないと思いますが、何回も聞いていると、同じフレーズや単語が繰り返し使われていることに気づいたりすることができます。オススメは、ゆっくり喋ってくれて尚且つテーマを絞っている会話(好きな食べ物や旅行先など)をしてくれるYouTubeやPodcastのチャンネルを探しましょう。

オススメのチャンネル(英語)

耳からインプットを毎日していると、いつか突然理解できるようになる日が来ます。その日が来るまで、インプットを辛抱強く続けることができるかが言語習得できるかの鍵になります。

発音の練習はたくさんする

よく言語学習において発音は気にしなくてもいいというアドバイスが散見されますが、これは個人的にはあまりよくないと思っています。言語の発音はとことん練習すべきです。

発音も言語の一部を形成していているので、無視することはできません。日本人が一般的に英語の中で苦手な『L』と『R』の発音の使い分けができない人が多いようですが、これも個人的にはたくさん練習して矯正した方がいいです。

発音は練習すれば改善できるものですし、できないからしょうがないと諦めるのは、単純に練習が不足しているだけです。正確に自分の言いたいことを表現するときに、ちゃんとした発音ができていないことで意味が通じないことがあるのはもったいないです。

ちなみにアクセントと発音をごっちゃ混ぜにして考えている人が多いですが、アクセント(訛り)を特に矯正する必要はありません。ネイティブや役者でない限り、完全にその人特有のアクセントを消し去ることはできません。もちろんこれも練習すれば矯正できますが、例えばイギリスにも地域によって無限にアクセントがあり、それは個性なので無理して合わせる必要はないです。

大事なのは正しい発音(違いが判別できる)ができるようになることです。『Light』と『Right』をどちらも「ライト」と言っているようであれば、たくさん練習して矯正するようにしましょう。

少しでもこれらの情報が役に立つと幸いです。こういった情報を発信していきますので、よかったらフォローしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?