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イジメを受け悩み、若い命が失われても「何も変わらない教育委員会」って、すごく違和感ある。

【泉南市のイジメで男子生徒が自殺】

今年3月に大阪府泉南市で中学1年生の男の子が、何年間もイジメを受けて自殺しました。たった13歳で、4年間もイジメで悩む人生でした。

私は、どうしても「この事件」を記事に書きたい理由があります。

それは、親はもちろん、担任・学校・教育委員会・市もイジメを受けていることを知っていたことです。「なぜ?」と思いませんか。

13歳の子供が命を落とすまで、担任・学校・教育委員会・市が、放置する理由が分からない。 私は『怒りと悲しみ』の感情しかが浮かびません。


【ことの経緯を説明します】

男の子が、イジメを受け始めたのは「小学校3年生後半」からです。
少しずつイジメが増えて、学校に通えなくなります。

家まで担任が迎えに来ますが、男の子は登校に拒否反応を示します。

担任が、男の子の手を無理矢理に引っ張って、外に出します。
暴れる男の子を背負投げで、投げ飛ばします。
次の日には、時間割表の入った封筒で何度も頭を叩きます。

男の子の母親が、担任に抗議すると「コミュニケーションだから」と言って、悪びれる事なく笑います。

先生なのに『恐怖に感じる子供の気持ちがわからないのか?』と思う。


泉南市には『泉南市子どもの権利条例』があります。

5年生になった男の子は、自らの意思で行動を起こします。
「泉南市子どもの権利条例について」を懸命に勉強して、「イジメや担任から逃げるため」市役所・教育委員会に「転校」を訴えに行きます。

子どもの権利では、『転校を希望すれば認めること』になってます。

母親の話では「転校して学校をやり直したい」決意の行動だったそうです。

11歳の男の子の訴えは、教育委員会職員の適当な対応で、砕け散ります。

「おっちゃんが、学校にも役所にも、よう言うといたる」
「校長先生にも先生にも、よう言うといたる」
「ひとりで来たか、偉かったな!気いつけて帰るんやで」

男の子は、信じて家に帰って母親に話をします。
『担任の先生が代わる。転校できる。』親子ともが、思い込みます。


【何も変化なく不登校は続きます】

教育委員会職員の適当な対応で、『泉南市子どもの権利委員会』には、連絡されることなく放置されて「転校が手続きされません」。

6年生になって「転校が出来ない事実を突き付けられた」男の子は、再び市役所と教育委員会に訴えに行きます。
今度は「転校手続きが間に合わない」と言う理由で、追い返されます。

男の子は、なんとか勇気を振り絞って、中学校から通う決意をします。

今度は、中学校の教室で「今までの長期間の休みを悪口にされます」

クラス内から「少年院から戻ってきた」と馬鹿にされます。
中学校の担任も、黙認して注意をしません。再び不登校になります。

担任は、「長期休みは事実だから、仕方ない」「証拠がない」と男の子と母親からの要望は、拒否します。


【男の子は、13歳になって間もなく自ら命を絶ちます。】

「転校したい」「生きてる意味がない」口癖になっていました。

男の子が亡くなった後も、死者への「配慮も思いやり」もありません。
通っていた学校は、男の子が亡くなった事実を隠しました。
イジメをしていた加害児童にもクラスメイトにも、何も伝えられません。

学校は「殆ど休んでいたので、生徒に悪影響を及ぼす」が理由だそうです。

男の子の母親は、教育委員会に『イジメについて調査』を依頼します。
教育委員会は、職員の不誠実な対応が発覚する為『返答を拒否』します。

今度は、子どもの権利について「イジメの調査依頼」を市長に提出します。
市長は「訳の分からない書類は受け取らない」と意味不明な理由で拒否。


【4ヶ月放置された後、報道されます】

山本市長にどうして「子どもの権利」の調査依頼を拒否するのか?
しつこく報道陣に質問され、翌日に受け取りを承諾しました。

また、教育委員会にも、報道陣が詰め寄り調査依頼を受理しました。

9月、調査結果が返ってきました。「全て黒塗りです」

男の子の母親の名前と教育長の名前・山本市長以外は、黒塗りです。

泉南市は、「無事に請求された調査結果を渡すことが出来ました」。

私は、教育委員会も市役所も学校も「おかしい」と思います。子供が死んで黒塗りで済ませる?と思います。

みなさんは「どんな印象をお持ちですか?」


「命を失う」と「先生の不祥事」は、同じ重さでしょうか?

「命を失う」と「市長の怠慢」は、同じ重さでしょうか?

私は、途中で「担任の交代」も「転校」も考えて、命を失うことを防ぐべきだったと思います。

教育委員会が「先生をかばう」為の組織ならば、必要がないと感じました。

子どもの権利とは、子供を守ることです。

面倒だから、市長が受け取らない。市役所が受け取らない。

それならば『子どもの権利を踏みにじる泉南市』に変えるべきです。

13歳の子供を、死ぬまで追い詰めた大人は責任を感じるべきです。

子供のために教育委員会は、改革すべきです。


13歳で亡くなった男の子の、ご冥福をお祈り申し上げます。

「怒りが抑えられず」長々と書きました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
是非とも、ご意見の「コメント」をよろしくお願いいたします。




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私は、仕事があるので、生活は出来ています。サポートを頂いた時は、以前から活動している『聴覚障がい者の災害時避難サポート』に遣わさせていただきます。また、義足の方の靴バンクが作れればとも考えています。障がい者の方も心豊かに過ごせる世の中にしたいです。