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ひとり旅でもいくか、と思っていたら①

長女と次女の受験がおわった2023年春。
「今年はひとり旅にでも出たいな」
なんて、軽く思っていました。

ちょっと違うかたちで叶いそうな2023年夏。


■健康診断、受けてますか?


そういえば、フルタイムの仕事に就いていた2021年に健康診断を受けたっきり、健康診断や人間ドックを受診していなかった。受験もひと段落したし、4年前に人間ドック受けたっきりだから、受けようかな。
5月15日に加入している保険会社の紹介プランで人間ドックを受けてきました。

そのときに、現在48歳という年齢もあって通常の検査項目と別にオプションで胸部CTと子宮体がんの検査も付けたのです。(はじめての胃カメラもかな。麻酔で全然意識ないのも付けた)
今思えば、この検査項目を追加した私、神がかってる✨

ちなみに検査は自己負担になるから、総額7万円超えの人間ドック。一瞬というかかなりひるんだけど、「桁間違ってない??」とよぎったけど。結果的にはつけてよかった。

■6/6結果が来た。安定の高コレステロール

過去の人間ドック・健康診断でも悪玉コレステロールはいつも高く、4年前の人間ドックでも「病院を受診してください」と書いてあったので、コレステロールを下げる薬は約1年くらい飲んでいました。

今回は、コレステロール値も血圧も高かったけど、要生活改善どまり。

要精密検査・治療と赤字で書いてあった項目は、胸部CT検査のところ。

冷や汗をかきながら見てみると、【右肺下葉:過誤腫の疑い】【胸椎黄色靱帯骨化症】【甲状腺左葉:変性腺腫の疑い】って書いてある。
『呼吸器内科を受診してください』って。

「え??なんやろ?どういう意味やろ?」

とりあえず検索もしてみたけど、あまりよくわからない。
良性の腫瘍っぽいということはなんとなくわかった。
ひとまず、その結果報告書を読んだのが夜だったので、明朝に呼吸器内科の受診予約を取ることにしたけど、よくわからない不安が私を襲っていた。

■6/14 呼吸器内科受診

11時半の予約で、総合病院の呼吸器内科に行く。
待合は、高齢のおじいさんやそのご家族でいっぱいだった。
たくさん待たされるかな?とおもい、文庫本を持参して読もうと広げるけど全然あたまの中に入ってこない。目だけが文字を追うけど、頭のなかでは違うことを考えていた。
「えー、私どうなっちゃうんやろ」
「なんか、わたし悪いことしたやろか」
「だいたい、要精密検査ってついていても、再診したら大丈夫ってことが多いやんな」

自分をなぐさめつつ、困惑も困惑で、不安しかない「待ち時間」

11時半を少し過ぎて、呼ばれて。

胸部CTの画像を見せてもらった。

何が何だかわからないけど、初めてみる自分のCT画像には、くっきりとした白い「何か」が映っていた。

■これはなんですか?

「これはなんですか?」

と聞くわたしに、
呼吸器内科の先生は、良性腫瘍と悪性腫瘍の説明をしたのち

「過誤腫」というおそらく良性の腫瘍ができています。
大きさは25ミリあって、できている位置が気管支にちかいところにあり、気管支を圧迫する位置だから、切除した方が良いのかなと思っている。
切除は外科的な処置になるから、呼吸器外科の先生に術式などの説明をうけてもらいます。
あと、甲状腺もひっかかっているので、耳鼻科で検査してもらいましょう。

どちらも緊急性は高くないですので、予約いつにしましょう?

と。
「え、今日全部判明するんじゃないの??」
と少し不安が継続することを不満に思いつつ、月末30日の予約をいれてその日は帰ってきました。

「おそらく良性腫瘍・・・」
ということで、自分の目で見た画像と、検索した肺がんの画像をすり合わせてみると、あきらかに違うかったので、すこしばかりホッとしたことを覚えています。
が、甲状腺にも何かあるということを突き付けられた感じがして、気持ちがザワザワして、その日からずっとモヤモヤして何をする気も起きなかった。

気持ちを分け合うはずの夫は、あいにくタイにゴルフ旅行に行っており
心配かけるのも嫌だったし、軽くLINEを送ったら「こわいな~」という返事があり。怖いのはこっちやし、と思いつつ話題には触れなかった。

14日から次の予約まで、メンタル的に悪い方に落ちていった。
特に、検索とかしたらどうしても悪性腫瘍のことばかりでてくるし。

そのときに、今までの来し方行く末をよくよく考えた。
何が本当に大切なんだろうって。

■呼吸器外科、甲状腺の検査

6月30日、9時からの予約。そして10時半に耳鼻科の予約。

9時に呼吸器外科からよばれた。
「急にびっくりしたでしょう?」と先生が声をかけてくれた。

「めっちゃびっくりして、色々調べて。良性が悪性になったりするんかなって不安にもなりました」と正直に話した。

そしてもう一回、画像を一緒にみた。
「この白い部分、ここと色を比べるとどっちが白いですか?」
とか先生とお話していると
「僕は、これは気管支嚢胞だと思っています」
「気管支嚢胞?」
「胎児のときに気管支がうまくつくられなかったところが袋になっていて、そのなかに水分がたまっている状態です」
と説明をうけた。

生活習慣とかそういった何か私の不摂生でできたものとかではないというだけで、ちょっとだけ安心したりしたけど。先天性の形成異常ということもびっくりした。

過誤腫なら手術して取りましょうと言いますが、気管支嚢胞であれば
■様子を見て、半年後とかに再検査もあり
■気管支にカメラとかをいれて、嚢胞を吸引するのもあり(二泊三日くらい入院)
■基本的には、嚢胞が小さくなることはないから切除がのぞましい。とくにまだ若いから25ミリくらいのときに取ると肺の切除も小さくて済む(胸腔鏡手術)
今日聞いて、今日決断は難しいだろうから、ちょっと考えてみてねといわれ、次7月の中旬過ぎまで、この3パターンを検討することになりました。

若干、いろんな事柄がよぎりながら、そのまま耳鼻科受診。

人間ドックの結果を参照しながら、問診。
何か自覚症状は?みたいなことをきかれて
「そういえば、唾を飲み込むときに違和感はあります。が、舌とか喉の筋肉が衰えているのかなと自分では感じている」と話した。

首の触診をされて、「喉を念のためカメラでみましょう」とのことで
鼻からスコープを入れられて確認。
「喉はきれいですね」と先生が言っておられた。

正直、甲状腺についてはあまり検索していなかったから、自分がどんな状態だったのかがその時は分からず、CTの画像も呼吸器科のように詳しく説明を受けなかった。

「血液検査と頸部エコー、場合によっては細胞を注射器で採取する検査を次回しましょう」といわれ、その週あけの月曜日に予約をいれた

■甲状腺のエコー、そして細胞診

それこそ、甲状腺とか盲点だったから検査といわれてびっくり。
検索魔のごとく検索して、甲状腺の腫瘍はよっぽどのことがないかぎり経過観察になることが多い、悪性腫瘍だとしても悪性度は低い ということが分かった。

にしても青天のへきれきだ。検査をしたから色々でてくる、だからしない方がよかったのか。でも早期で色々みつかったならそれは良かったことなのだ。
もうこうなったら、しっかりと検査してハッキリさせてしまいたい。

6月のモヤモヤはどっかにいって、俄然戦う気持ちになってきた。

7月3日、15時から頸部エコーの予約。
14時過ぎに病院にいって、まず血液検査をした。(混んでいるかどうかわからなかったから早めにきた)
案外スッと終わり、エコーの部屋の中待合で待つ。

私の前に、三名くらいの60歳前後の方がいた。
みんな甲状腺関係なのかな・・・
甲状腺の疾患は、更年期の女性や若い女性もかかるそうだし。

そんなことをぼんやり考えていたら、名前をよばれた。

部屋に入ると、耳鼻科受診のときの先生がいて。

横になると検査技師の女性が首のエコーをしてくださった。
左葉に変性腺腫あり と書いてあったので、左がより長くエコーされていた気がする。
検査技師さんのエコーがおわって、先生がわたしの横にきて。
あまり自分の状態がわかってなかったので
「わたしの状況を教えてもらっていいですか?」と質問してみた。

「甲状腺に水風船みたいなものがあります。甲状腺にはこういった水風船ができやすいんです」
あ、それはこの間きいた嚢胞かな?と思ったので
「それは嚢胞というものですか?わたし、気管支にも嚢胞があって」
というと
「そうです、嚢胞です。気管支のものとは別物なんですけど」
「そうなんですねー、よくできるものなんだ」
と納得していると

「ただ、嚢胞のなかに細胞のかたまりみたいなのがあるから、せっかく来てくれたし細胞採取して確認してみましょうね」
と注射針で細胞を吸引することになったのでした。

エコーで確認しながら注射針を刺す。
血液検査と同じ感じ、ちくっとしますよーなんて可愛くいっておられたが、まあまあ吸引が長く感じて、ズーンと痛い。
採取した細胞は、そのまま検査に回されたようだった。

血がとまるのを確認するため、またエコーで確認し、ばんそこう貼ってもらって、検査終了。

鏡を見たら、左ではなく喉のくぼみの真ん中あたりに採取の針のあとが。
甲状腺が腫れているのかどうかが、まったくわからなかったんだけど、じっくりみているとやっぱり腫れているような気がする。

検査結果は、次回の呼吸器外科と同じ日に聞くことになった。

■情報がよくわからない

気管支嚢胞については、手術で摘出することに決めた。

長女次女の受験がおわったし、来年は三女・再来年は次女の受験。
長期間入院しても今年は問題がない。
夏休み中なら、なんとかなりそう。
気管支嚢胞も自覚症状はとくにないけど、何かに感染したりしたらやっかいだし、その場合肺の切除も大きくなりそうだし。
摘出すると決めたら、気持ちは楽になった。
ちょうどひとり旅に行きたかったから、入院でひとりになるのも良いかもしれない。

ただ、胸腔鏡手術のことがよくわからない。
肺がんではないのだけど、気管支嚢胞の胸腔鏡手術がどのような規模のものか、料金はどれくらいになるのか、全裸になるのも若干はずかしい(というかだいぶ恥ずかしい)
どれくらい予後に痛みがあるのか、帝王切開のときのような痛みなのか
わからないことが多すぎる(申し訳ないけど、肺がんの方の胸腔鏡手術のブログを見ていると気持ちが落ちていく。。。ごめんなさい)

甲状腺の腫瘍にかんしては、もし悪性だとしても摘出してもらえばいいか、と現時点ではすこし楽観視しているけど。。。

とにかく、つぎに病院に行ってみないことにははっきりわからないといった状況なのだ。
にもかかわらず、要らぬことを考えたりしてしまう。。。。

この時期に見つかったのは、良かったと四柱推命的にも感じたので、こうしてnoteに書く決心がつきました。
気管支嚢胞は先天的なこともあり、あまりブログとかにも上がってこないのでね、なにか参考になる人もいるかもしれませんので!

ということで、つづきは次回の病院受診後に!




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