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山伏による蕎麦と、頭までつかりたくなる龍神温泉♨ 奇跡の妖怪たまたび⑧ 


こんにちは。
奇跡の妖怪たまたび2泊3日の旅。
8話目にして、まだ2日目です(笑)

前回の投稿からからだいぶ日にちが経ってしまったので、前どんな話やっけ?と思い出したい方はコチラからどうぞ。

昨晩、限界突破の深い癒やしが起きたせいか、
全身ばっきばきの謎の筋肉痛で目が覚めました。
魂と肉体の繋がりを痛みを持って再確認です。


今日は熊野本宮大社へ向かいまーす。


1.山伏蕎麦

熊野本宮大社を横目にみつつ、
まずは腹ごしらえに山伏蕎麦へ向かう。

え〜ほんまにこんなところにお店あんのー??
というほど山の上に、
ほんとに存在しました。


日本犬2匹が裏の丘からこちらを見ている。。。

犬好きの方ならおわかりでしょうが、
日本犬というのは主人に従順な為、
往々にして主人以外の人間には興味のないもので、
良くて無視。
下手して境界線を越えると唸られるのがオチです。

妖怪先生も動物好きな為、
話しかけに行っていましたが、
姿勢を低く警戒されている様子。

私も、相手の意思を尊重しようと様子を伺いつつ警戒していると、
向こうは意外にもお構いなしだった!
突然の熱烈歓迎。
飛びつかれて服がどっろどろに。
なんで〜(笑)

あとで店主に聞くと、
子犬の頃から、人間の赤ちゃんと一緒に育てると日本犬でもフレンドリーに育つそうです。
ほほぉ〜。なるほど!


先生への警戒はきっと突然の妖怪の訪問に驚いただけなのでしょう(笑)


美しい野山に木蓮の花を眺めながら、
こだわりのお蕎麦をいただきました。


お会計時に、店主と少しお話をしたんですが、
先生は"やまぶし"にすごく惹かれたようで、
話を続けたくてたまらない様子。

熊野本宮大社へ向けて去ろうとする中、
また、旅の最終日までずっと、
「俺はあそこにまた絶対来るぞ〜!蕎麦よりも、あの人に会いに来たいんだよ。」と呪文のように繰り返していました。

また次回の妖怪たまたびで、忍者や山伏系のお店を盛り込んで先生に喜んでいただけるようたまひろツアー企画社頑張っていきたいと思います!

2.熊野本宮大社

いよいよ、憧れの熊野本宮大社です。
先人に倣って御手洗川を渡り大斎原へ詣り、
それからぐるっと回って社殿へと向かいました。

数年越しであんなに憧れていたのに参拝時間約5分。
星田妙見宮の時と同じ、あれです。

有名なパワースポットだからといって、
必ずしも自分にとってのパワースポットなわけではない。
必ずしも特別な体験が待っているわけじゃない。
それでも全然オッケー🙆

逆に無名の場所でも、
自分のハートがオープンになれるような場所があれば、
深い繋がりを感じる場所があれば、
それがパワースポットだと思います。

え、和歌山旅、ここが結構なハイライトだったのにー😭

妖怪たまたびツアー⑥で先生が予言してましたよね⬇

帰り際に先生が一言。
「これ、熊野三所神社って書いてるけど、ここにお参りしたら熊野の三社にお参りしたことと同じご利益あるのかな~笑」
翌日、この先生の発言があながち間違ってなかったかもと気づくとは。。。。

多分、ありました。
私たちにとっては、偶然出会った熊野三所神社への参拝が、
有名な三社にお参りするのと等しく(むしろ勝って)価値のあることだったのだと思います。

妙見宮の学びがあったおかげで、
すぐに熊野本宮大社は後にして、
揚げたて火傷しそうなほどアッツアツの熊野牛がごろごろ入ったコロッケを食べて気を取り直し、龍神温泉へと向かいました。

3. 龍神温泉

龍神温泉への道のりは結構な山道と長〜〜いトンネル。

途中特に何も見るものもなく、
コロッケで満たされたお腹も手伝って恐ろしく眠たい😴

一時間半のところ、
3時間ぐらいの長旅に感じました。

全員へっとへとで川沿いに立つお宿に到着するやいなや、
ご飯の時間までお部屋でお昼寝です。

龍神温泉でも、元湯よりいいお湯なのと、
愛情が詰まりに詰まった食事が評判のこのお宿。
民宿で1階に食堂とお風呂。
2階がお部屋になっています。
和室の昭和な感じが親戚の家に遊びにきたような感覚になり、なぜかほっとします。

少し寝て頭がスッキリしたついでに、
食事前にお風呂に入って身体もレッツスッキリ〜✨

ということで、下に折りました。
さぁ〜って、どんなお風呂でしょう🎵

入口のドアをバンっと開けると、
すぐ脱衣所。
2人だとちょっと窮屈。
ほんですぐお風呂のドア。

お風呂は広いんちゃーん🎵
期待を胸にバンっとドアを開けると、
普通に年季の入った田舎の親戚の家の風呂みたいな感じで、お湯が冷めないようにバタバタと畳む蓋がされています。

これ、大人2人で入れるか??
工夫してなんとか2人入れましたー。
よかったー(笑)

色気はないけど、お湯がめちゃめちゃ良い!!
無臭で少し茶色がかってとろみのある泉質。
身体の全細胞が喜んでいるのがわかる。
生き返る〜
頭まで浸かりたい。
今まで入った温泉の中でダントツ1位!
こんな温泉毎日入ってたら、
お肌もツルツル。病気もしなさそう。
さすが日本三大美人の湯!
持って帰りたいぐらいいいお湯でした。

さて、お料理は。。。。。
塩焼き子持ち鮎。
や、やばい。美味しすぎます。
鮎のお母さん含めベイビー達のお命に感謝です🙏✨
私もSaoriも、普段そんなに魚好きではないのに、背びれまで残さず食べました。

日本料理でよく出る青梅の甘露煮でさえ、
何故かとっても味わい深い。
柚べしも最高です。

前菜からデザートまでどれをとっても100点満点中200点では足りないくらい美味しく、堪能!
豪華すぎる〜
お腹がはちきれそ〜

妖怪先生はもうお年なのに、
脂ののったお肉を私達が食べ切れなかった分まで食べるほど、元気もりもり!!
饒舌で始終にこやか😄
途中、話を聞いて欲しすぎてSaoriの肩をちょんちょんっと連打し呼びかける姿が子供のようで、
誰が一番年上かわからんなぁ〜と皆で大笑いしました。

明日は気になっていた神社と滝を朝ご飯前に周りたいので、
私にしてはめずらしく自主的に瞑想をして、
Saoriに驚かれながらも褒められてにんまりしながら早めの就寝です。

4.最終日の龍神村

シャキーン✨
龍神温泉に加え、昨晩珍しく瞑想をして寝たおかげでしょうか、いつもはグズグズして起きない私を、
Saoriが畳み掛けて、付添いの元、目覚ましのお風呂に送り出されるのが旅の日課ですが、
朝6時目覚ましとともに起き上がります。
めちゃめちゃ身体が軽い!
新生たまひろ🐣の姿にSaoriもびっくりです(笑)

ちゃちゃっとお風呂に入って、
気になっていた神社へ散策に出かけます。

みごとな吊橋。

キリっと冷えた朝の空気と川と山。

まっすぐ伸びた気持ちのよい杉。
全て写真はSaori提供です。いつも有り難う!

何を隠そう、この旅で私が唯一撮った写真は鮎の塩焼き、しかもテキトー(ごめんなさい)

次は空海がお告げを受けたとされる滝へと向かいました。
朝霧の中、山道を歩く。
人がまだ活動を始める前の静けさ。
なんとも気持ちがよい。

滝へ向かう道中は朝露をたくわえた草木を眺めて心がほわぁ〜っと暖かくなりましたが、
山の中は少し闇が強く、
まだまだ闇を恐れる私は怖くなって、
頭痛がしてきました。

すかさずSaoriから、いつものご指導が入る。

「闇は恐れるから怖いものになる」


「ただそこにある物として静かに見つめてください」

確かに。しばらくすると私の中の不安が消えたのを反映するかのように、
山の雰囲気が落ち着いたものに変わりました。
同じ場所を通ってきたとは思えないほど、帰りは余裕。
怖かったスポットがどこかもわからないほどに。

毎回その都度驚きます。
意識ってすごい。
エネルギーってすごい。

朝から学びがすごい!

ただ、むやみに怖がる必要はないけれど、
直感的に居心地の悪い場所に留まる必要はないので、その点ご注意を。
無駄な危険を回避する為にその場を去ることも必要です。

朝ご飯前の1時間弱でこんなに色々味わえてしまった!

早起きは三文の徳は本当の話だったのだ!
たまたび恒例になりそうな予感🥰


それでは、皆様、気長にお待ちいただき、
長らくお付き合いいただいた和歌山妖怪たまたびのお話もここまでとさせていただきます。

ありがとうございました🙏✨


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