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クリームイエローの海と春キャベツのある家を読んで創作したくなっている

せやま南天さんのデビュー作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』読み終えました。

安富さんという登場人物が、優しさに溢れていて、事あるごとに主人公に寄り添ってくれて、一番好きな人物です。こんな人が同僚や上司にいてくれたらなと思います。

一番好きだった場面は、春キャベツが初登場する所です。目の前が一気に春キャベツ色になりました。春キャベツを食べたくなりました。実際に、僕の今日の献立は春キャベツを使ったものに決定しています。それくらい春キャベツ食べたくなります。

一番印象に残っているのは、本のあらゆる所にせやま南天さんの才能の輝きが煌いていることです。心に刺さる言葉や優しさで包み込んでくれる描写が沢山あります。デビュー作でここまで書けるものなのか、と驚きます。

そしてこの小説は、自分も創作してみようかなと思わせてくれる本でもあります。次の創作大賞を取るのはあなたかもよ、って声援を送ってくれているような気がするからです。

秋谷さんも、この小説は、みんなへの声援だ、と述べられていますが、本当にそう思います。


何かを新しく始めるのにピッタリな季節です。

心地良い春風のように優しく背中を押してくれるこの本を読んで、あなたの一歩を踏み出しましょう。背負っていた何かを飛ばしましょう。

終わり




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新生活をたのしく

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