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カルボナーラに生クリームは使いません

ローマが起源のパスタのひとつに、日本人にもなじみ深い「カルボナーラ」がある。せっかくローマに来たので本場のカルボナーラを教えてもらった。フライパンにオリーブオイルをしいて、グアンチャーレ(豚のほほ肉)を炒める。ベーコン(豚ばら肉)よりも頬肉を使うのが本場流。頬肉は、ばら肉に比べて脂身が多いのが特徴だ。同時進行でソースを作るのだが、本場のカルボナーラでは生クリームは使わない。生クリームを使ったカルボナーラは本物ではないらしい。では何を使うのか。卵を溶いてたっぷりのペコリーノチーズ(羊のチーズ)と胡椒を加えるだけだ。それを茹でたパスタに絡めれば、完成。


日本で見るカルボナーラはクリームたっぷりであるが、こちらではパスタに絡める用のソースという感覚だ。またクリーミーというよりはオイリーだった。

日本人にとってカルボナーラに生クリームは必須(だと思い込んでいる)だが、ローマ人にすれば違うらしい。では私たちが食べていたパスタは「カルボナーラ」と言えないのだろうか?

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