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📖おすすめ本の紹介📖 自己肯定感ノート

こんにちは。前回の記事は前向きに締めくくられて終わったのですが、その後のここ何日かは睡眠のリズムがだいぶ乱れてしまっていました。天気や気温も不安定ですしね・・

あと復職が視野に入ってきてのプレッシャーが、自分ではあまり意識できていないのですがやはりあるのかもしれません。
幸い気持ちの方はそこまで落ちていないので、日々やれることをやって少しずつ立て直していけたらなと思っています。

さて、今日は珍しく本の紹介をしたいと思います。
最近図書館によく行くのですが、リアルな場所で本を探すと偶然良い本と出会えることがありますよね。まさに良本との偶然の出会いがありました。
それが「自己肯定感ノート」という本です。


自己肯定感とは生きるエネルギー


実はわたし、「自己肯定感」という言葉は、個人的にあまり得意ではない・・というか、流行りワードのようになっていて少し距離を置き気味なところがありました。
なのですが本の表紙や装丁が可愛くて読みやすそうだったのでパラパラとめくってみたところ、内容が興味深かったので借りて読んでみることに。

自己肯定感とは、自分が自分であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れられること。生きるエネルギーそのもの。
自己肯定感ノートより

生きるエネルギーそのもの。というワードにはっとしたんですよね。
うつになって、気力が嫌というほど出なくなってしんどい思いをしたからこそ、気力、エネルギーというものの大切さを痛感したので・・

自己肯定感は6つの感から成り立っている

この本の中での「自己肯定感」は6つの「感」から成り立っていると書かれています。例えば、自尊感情。自己効用感。自己決定感。など・・
今まで漠然とした「自己肯定感」とまとめられていたワードが深掘りされ、
それぞれが具体的なシチュエーションで上がったり下がったりするという事例で説明されているので、わかりやすく読むことができました。

また、この本はところどころが6つの「感」を高めるワーク形式になっています。スリーグッドシングスだったりハビットトラッカーだったり、既に有名な内容もあるのですが、それぞれがなぜ自己肯定感を高めるのかを解説してあることでモチベーションを持てるところが良いなと感じました。

ちなみに、
人は一日の約6万回と言われる思考のうち、80%は身を守るためにネガティブな思考をしているという話がありまして、
これは睡眠時間を除くと3秒に2秒はネガティブな単語が頭をよぎっているということになるそうです。
無意識に流されるとネガティブ思考になるのは当然なんですね。もちろん自分を守るために必要な機能ではあるのですが、脳や感情の仕組みを知って自分とうまく付き合うことが大事だなと改めて思いました。

イフゼンプランニング

ワークの中で良かったものを最後にひとつご紹介します。

「イフゼンプランニング」という方法なのですが、これは「if〜,then〜」のプランニング・・・つまり「もしXだったらYする」をあらかじめ考えておきましょう。というものです。
どういうことかというと、例えば「なんとなく不安だなー」と感じてしまった時は→「お風呂に入る」「温かい飲み物を飲む」など善後策としてどう行動するかあらかじめ決めておくんですね。

ネガティブな時、思考のコントロールがうまくいかず焦るというのは、皆さん経験があるのではないでしょうか。そんな自動思考のループの罠から、救い出してくれるんです。
そして行動が取れたことで小さな成功体験が生まれ、自己肯定感を高める働きがあるそうです。
集中力が途切れたら、休日が楽しめないと感じたら・・など必要なシチュエーションに合わせて決めておくと良い、ということでした。

私はこれは良いなと思って、早速実践しています。
コーピングリストを作るというのも、イフゼンプランニングのひとつになるのかもしれないですね。

休職してからメンタルヘルスの本はたくさん読みましたが、その中でもとても具体的かつ親しみやすく書かれていて、もっと早く読みたかったなという本でした。
よかったら是非読んでみてください🌿

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