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Xデザイン学校(UX)ビギナーコース #05

質的調査ユーザーインタビュー

今回は前回行ったインタビューの分析作業をポストイットを使った「上位下位関係分析法(ラダーリング)」によって行った。メンバー各々がヒアリングした内容で気になったものをポストイットに5枚ずつ記載し、それを階層的な3種類のニーズに分類してそのつながりから本質的なニーズを見つける。

上位下位関係分析(ラダーリング)のポイント

ここで気をつけなければいけないのはニーズを分類するの際の切り口だ。例題で出ていたのは居酒屋のメニューで「煮物」や「焼き物」のようなカテゴリで分けるよりも「前菜」や「オードブル」のような行動欲求的な分け方を意識すること。そこからインタビュイーの潜在的な欲求が見えてくる。確かに最初は、「保険のこと」や「車のこと」のような分類を行っていたが、アドバイスがあってからは「開放的な空間を求める」や「保険を自分で吟味して決めたい」等の行動に基づいた欲求での分類を行うことができた。

また最終的にあぶり出されるユーザーの欲求が「幸せになりたい」とか「快適になりたい」みたいなざっくりしたものにならないことも注意事項だった(手間をかけて調査した末に出てくる答えではない)。

提案したビジネスモデルとの整合性

それらを意識してグルーピング作業を行っていったのだが、順調に思えたものの最後の最後に「ちゃんと自分達の考えたビジネスモデルに対しての文脈で構成できてる?」という先生からの質問で今回の作業の粗が見えた。

確かに下段から一定の整合性を持って上端に向けてラダーアップできているように感じるが、上位ニーズで見えた2つの本質的欲求価値の1つの項目は保険サービスについてのニーズに取れるが、もう1つの項目はこの答えを導き出したからといって今回のビジネスモデルに対して何の価値のある答えなのかがよくわからない。

毎回先生の口から、「この授業は1つ手前の作業が次の作業に大きく響いてくる」という言葉があるが、今回ももしかするとインタビューの段階でもう一歩踏み込んで提案したビジネスモデルに沿った質問を投げかけるべきだったのかもしれないという思いがよぎった。

今回でちょうど授業は折り返し地点にきた。次回はペルソナ/シナリオ法。それまでに自身のビジネスモデルをブラッシュアップしておいたほうが身のためとのことだが、どこまで修正して良いのかが悩ましい。

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