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Xデザイン学校(UX)ビギナーコース #03

質的調査ビジネスインタビュー

Xデザイン学校3回目。前回はJVCケンウッド様のビジネスモデルをヒアリングし書き起こした。今回はそこから新しいビジネスモデルを検討していく。

リソースとアセット

浅野先生から冒頭で2つくらい注意事項があったように思う。

・プラットフォーム化を意識すること
今までのアセットを利用すること

またパブリック事業だけではなく会社全体のアセットを使って良いという話があり、チームメンバーで議論。そこから主に2つの案が出た。

A案

音響設備やメディア・コンテンツを提供できる空間を作れアセットを利用したコンテンツ差し替え式のエンターテイメント空間の提供。ややぼんやりしているが、JVCケンウッドはコンテンツを差し替えることのできる箱のみを提供し、中のコンテンツに関してはスタートアップなどのソリューションプロバイダーが制作し、期間ごとに差し替えて公演するもの。VR系のゲームやAR系のライブみたいなものが面白いかなと考えた。

B案

B案に関してはJVCケンウッド内のオートモーティブ事業に目をつけた。ドライブレコーダー等の開発を行っているのでそのアセットを利用し、走行履歴からの最適な保険商品の提案を考えた。バス会社やタクシー会社等に会社ごと加入してもらうことでドライバーに何か合ったときの保険が担保される。また走行距離やエリア等に合わせて自分で迷うことなく、無駄のない保険に加入できることがメリットだ。

2案を検討した結果、具体性が高いことを理由にB案で掘り下げることにした。

会話したビジネスモデルを図に書き起こしてみる。JVCケンウッドは複数の保険会社にデータを提供し、保険会社からデータ代・プラットフォーム利用料を得る。保険会社はJVCケンウッドの提供するプラットフォームで保険を販売することができるという仕組みだ。

講評

なんとなく形になったので、このモデルで講評を行った。浅野先生からのフィードバックとしては下記のような内容をいただいた。

・パブリック事業からの依頼なのに、オートモーティブ事業になっている
・おすすめの保険をサジェストとか、真実味が無い。本当に使われるの?

浅野先生のサービス案の発表というのもあり、音響設備を作ることのできるアセットを活かした1人用のカラオケボックスとのことだった。一人焼肉等に見られるように、1人◯◯が流行っており中国ではすでに1人カラオケがあるので、個人に向けたそういった設備が良さそうとのこと。5Gで転送できる大容量データを用いた何かもありえるということだった。

パブリック事業からの依頼にもかかわらず、別部署の目線での提案をしてしまったのはダメージが大きかった。また確かに時代の流れみたいなものを完全に無視していたのもよろしくない。

後日ふりかえり

後日チームのメンバーでFBチャット上のやりとりで、1人用のエアロバイクジム等良いのではないかという話をしていた。ライザップに見られるようにフィットネスブームのようなものは最近感じており、エアロバイクをBOX状に作り、走りながら大音量で音楽を聞くことも映画を見ることもできる空間を作る。カラオケなど基本的にエアロバイクをしながら行えることは何でもできるような空間はどうだろうか。

次回はビジネスモデル案の整合性を確かめるためのユーザーインタビューである。一旦これまでの文脈を踏まえるためにドライブレコーダーを念頭に置いたインタビューを実行する。

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