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Takuya‘s selection

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2022年6月の記事一覧

待ちと癒し

待ちと癒し

「困りました」と相談に来られたときに私が取る態度は三つで、待つ、整理する、応援するです。何によってそれが決まるかというと相手の状態です。整理と応援と比べ、待つという態度は少し分かりにくいところがあります。まず二つは能動的な行為ですが、待つは受動的です。

なぜ待つのか。人の心には体力があります。状態によって考え方も、できることも全く違います。ある人が目の前に現れたとして、疲れていて癒して欲しいのか

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高速学習のためのロケット読書法

高速学習のためのロケット読書法

仕事がら、色々な業界の知識を高速で学ぶ必要があります。そんな中で、安定した高速学習のための読書法まとめ。

新しい業界のことを学ぶとき、以下のような感じで読書をしています。

ロケット読書のやり方高速で一般知識を学ぶとき、以下のように本を読んでいます。

新しい本を中心に、定番本をまとめて買う

各本の章タイトルと章序文だけ一気に読む

タイトルと序文の共通ワードを抽出してマップ化

共通して扱わ

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Necessity is the mother of invention|必要は発明の母

Necessity is the mother of invention|必要は発明の母

新しい戦術が生まれるとき、そこには必要性があります。アリゴ・サッキだって、ペップだって、クロップだって、誰だって、そこに必要性がなければ血眼になって戦い方を発明することなどなかったはずです。そうしなければ、ならなかった(勝てなかった、あるいはクラブが発展しなかった)。この必要性を無視してしまうと、つまり、戦術を生み出すことや、戦術を実行すること自体が先に来てしまうと、そこでエラーが発生してしまうの

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なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法

なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法

私たちの国は「なにかあったらどうするんだ症候群」にかかっています。この症候群は社会に安定と秩序をもたらしますが、その副作用として社会の停滞を招き個人の可能性を制限します。この症候群には「未来は予測できるものであり、物事はコントロールできるものである」という前提があります。

「なにかあったらどうするんだ症候群」に罹った社会では未来は予測できることを前提としているために、何か起きた時にはどうしてきち

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私たちはどういうサッカープレイヤーを育てるべきか——。致命傷になり得る5つの能力

私たちはどういうサッカープレイヤーを育てるべきか——。致命傷になり得る5つの能力

育成世代におけるメソッドのようなものは世に溢れていますし、欧州や南米で構築されたものをそのままコピーする(しているつもりになる)ことも多いと思います。

私が思うに、そのほとんどが、タクティカルな部分、テクニカルな部分、あるいはフィジカルな部分の習得に重きが置かれていると思うのですが、それだと具体度が高すぎます。〇〇メソッドと名が付けられているもののほとんどがそうです。

私の考えでは、あるひとつ

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