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蝶々を探してバッタにGO

 オレンジパーカー社長の元で働く若手女性から「どうすればトラブルを避け、もっと良い仕事ができるか」と相談を受けたので、三つのポイントについてメモを残しておきたい。

 一つ目の相談はタスク差し込みトラブル。元々決められたタスクに取り組んでいたとしても、目の前に急に追加タスクが登場すると、ついついそっちに気が取られて順番が変わってしまう現象に悩まされているという。

 それは例えるなら、社長から「まずは蝶々を捕まえるように」と言われていても、目の前にバッタが現れると「こっちやらなきゃ!」と考えてバッタを追い掛けることに没頭してしまうようなもの。

 このトラブルを防ぐシンプルな解決策は、追加タスクが発生する度に深呼吸をしてタスクを一覧化してみたり、優先順位を付け直してパーカー社長に確認を依頼してみたり。ちょっと怖いかもしれないけれども、勇気を出して。後で怒られるよりはマシだから。

 二つ目の相談は相談タイミング遅過ぎトラブル。何かよろしくないことが起こりそうな時は前もって相談することが欠かせないけれども、ついつい目の前のタスクを最後まで頑張ろうと思ってしまい、猶予が消失したタイミングで相談してしまう現象に悩まされているという。

 それは例えるなら、「蝶々は18時までに捕まえるように」とパーカー社長から依頼があったにも関わらず、全く進展がなくとも12時になっても15時になっても連絡を入れず、18時に「捕れませんでした!」と涙の報告をするようなもの。

 このトラブルを防ぐシンプルな解決策は、報告タイミングを定期化すること。自分の中では間に合う、終えられると思っていても、そうはならないことは多々あるからこそ、パーカー社長へ一定期間毎に連絡を入れること。また怒られるかもと躊躇しちゃうかもしれないけれども、勇気を出して。後で怒られるよりはマシだから。

 三つ目の相談は前提思い込みトラブル。自分の中では簡単に物事を終わらせられると思っているけれども、実はその思考の前提が甘く、タスクを完遂させることができない現象に悩まされているという。

 それは例えるなら、「これから向かう野原には蝶々がたくさんいるから、楽勝でしょう!」と思い込んでいて、向かった先は荒野で虫たちは一匹もおらず、急ぎ違う場所に向かう必要が出て、結果的に空箱で終えてしまうようなもの。

 このトラブルを防ぐシンプルな解決策は、これから取り組む状況について調べてみたり、周りに聞いてみることで客観視をすること。時にはパーカー社長への確認が必要になるので億劫かもしれないけれども、勇気を出して。後で怒られるよりはマシだから。

 社会人としての第一歩を踏み出したばかりの時は、たくさんのトラブルに見舞われるもの。時には目の前のタスクに気を取られてしまったり、時には相談を忘れてしまったり、時には前提を思い込んでしまったり。一つ一つを押さえ、大きな価値を提供できるように成長していこう。

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