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減らすべきチームメンバー

「人数を増やすと前に進まない気がしたので、三人でキックオフすることにしたんです(笑)」とのメッセージを受け取り、心の中でガッツポーズをしてしまった。というわけで今回は少人数の大切さについてメモを残しておきたい。

 少人数が良い背景の一つ目は、意思決定が極めて楽になるから。アイデアをカタチにしようと思った際、賛同する10名でチームを組むと何が起こるか?きっと細部が擦り合わなかったり、果ては大方針さえ反対する人が登場する。

 例えばミカン香水を作ろうとしてチームを組んだにも関わらず、最初は超高級ブランディングから攻め込むべきと主張する人や、そもそも香水じゃなくアロマデュフューザーから始めるべきではと大混戦間違いなし。

 少人数が良い背景の二つ目は、タスクと責任が明確になるから。アイデアをカタチにしようと思えば勿論タスクが発生する。そこに対して10名で取り組むと何が起こるか?アレは自分の仕事じゃない、ソレは担当が決まってない、といった台詞が頻発する。

 例えばミカン香水の試作設計チームと顧客調査チームに分かれてプロジェクトを進めていたハズなのに、気付けば広報に着手している人がいたり、特にタスクを持たない人が登場すること間違いなし。

 少人数が良い背景の三つ目は、派閥が生まれないから。アイデアをカタチにしようと思うと、そのところどころで必ず意思決定をする瞬間が訪れる。そこに対して10名で取り組むと何が起こるか?A案を採用したい派、B案を採用したい派、と政治のようなものが生まれ始める。

 例えば、クラファンしよう!というフェーズに入った際に「幕を開けたい派」と「キャンプで燃え上がらせたい派」に分かれてしまい、論理ではなく政治力、多数決に持ち込まれ物事が決定してしまうこと間違いなし。

 できるかぎり少人数から始めていこう。意思決定を迅速にするために。タスクと責任を明確にするために。派閥の力で間違った方向性に進み、果てにはチーム崩壊への道を辿らないように。

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