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Z世代フリーランスの動向

 今回のテーマは「Z世代」だ。ちなみにこの記事は「フリーランス」をテーマにしたアドベントカレンダーの一環なので、「Z世代」×「フリーランス」に着目することにしよう。

Z世代とは何か

 Z世代(ゼットせだい)、ジェネレーションZ(英: the generation Z)とは、アメリカ合衆国をはじめ世界各国において概ね1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のことである

Wikipedia Z世代より引用

 平たくいうと、2022年12月3日時点で確実に30歳未満ということだ。その年齢でフリーランスとして活躍している皆様についてお話をしていこう。といっても、人それぞれ働き方はバラバラにつき、今回はその中でも特筆すべき「新卒フリーランス」に触れていきたい。

新卒フリーランスとは

 これはWikiを開くまでもなく言葉の通り、就職経験を経ずに社会に対してフリーランスデビューすることだ。「スキルセットもお仕事の方法論も全くない状況でどうやって個人として生き抜いていくの?」と誰もが疑問に思うことだけれども、何故か成り立ってしまっている。というわけでこれを紐解いていこう。

結論

 まず最初に、以下に述べる内容は統計やググって出てきた情報ではなく、Z世代で活躍する三名のフリーランスにインタビューして得た生の情報であることを前提に読み進めていただきたい。

 結論として「新卒フリーランス」=「スキルセットもお仕事も出来ない状態で社会に出ること」ではなく、Z世代曰く「新卒フリーランス」=「正社員を経ずにインターン等で数多のスキルセットや社会人の基礎を学んだ上で、個として勝負することを選んだ人」を指すとのことだ。

疑問

 確かにそこには一定の合理性がある。必要最低限のお仕事の作法とスキルが身に付いていれば、世の中に(特にオンラインで)転がっている小さなお仕事をひたすらにこなしていれば、フリーランスとして生き抜くことは可能だろう。ただ、ここで問いが生まれる。「組織を離れた今、どうやってスキルを磨きていくのか(初心者スキルのままでは即時に限界が訪れるのではないか?)」という問いが。

 Z世代にその質問をぶつけてみたところ、驚くべき答えが返ってきた。なんと先生は「YouTube」とのことだ。そのインタビュー対象者の専門性はデザイナーだった。彼はYouTubeでデザイン関連のキーワードを英語で打ち込み、世界各国のデザインの最新事例をひたすらに視聴し、それをマネして日々スキルセットを磨いているという(※曰く、インターン時代の師匠よりもレベルが高い、世界トップの方々の事例が無数に流れてくるのだとか)。

志向

 そもそもどうして、新卒フリーランスを目指したのかを聞いてみると、大人たちが全く幸せそうに働いているように見えず、フリーランスで活躍している方々が、働く場所や時間を縛られず、それでいて自身の専門性を活かして対価を得て生きている姿に大学時代から憧れたことにあるという。どうやら我々大人は幸せな人生を送っていないように彼らの目には映っていた模様。

今後

 ではZ世代の新卒フリーランスは今後、どんな生存戦略を描いているのか?彼らにとって組織で働くとは何か?といったことも含めて1時間ぐらい語り合ったので、まだまだ数千文字を書き連ねることが出来るけれども、今回はここで筆を置こうと思う。

 何故かというと、近々「Z世代のフリーランス戦略」というイベントを2023年に開催するからだ(オンライン配信あり!)。ここで全てを語ってしまっては当日の面白みも半減してしまうに違いない。お申込みが減ってしまっても本末転倒。というわけで、続きは新年に乞うご期待くださいませ。

P.S.

 冒頭にも記載させていただきましたが、このnoteは「フリーランス」をテーマにしたアドベントカレンダーの一つです。まだまだ空きがあるので、興味関心を抱かれた際にはお気軽に参戦くださいませ。


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