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【#15】退社した元社員のヨーロッパ1人旅<コペンハーゲン編①>

これは、拓匠開発に新卒で入社した社員(みほ)が会社を辞めて、2ヶ月間のヨーロッパ1人旅に出る壮大な(?)物語である。

みほは会社員時代に叩き込まれている(はず)の「拓匠力」を旅の中で活かし、人間として大きく成長することはできるのか?!

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ハンブルグ田舎町に到着後


大満足のイタリア旅を終えてハンブルグの田舎町に帰ってきたのですが、大変なことにみやとマロンくんが風邪を引いてしまいました。喉が痛いと言って、とても辛そうです。

私まで風邪を引いて2人に更なる迷惑をかけることがないよう、田舎町滞在の残りの2日間は大人しく、そして細心の注意を払って過ごしました。


こういうときに風邪を引かぬよう何をすべきか、私は知っています。この記事限定で、特別に教えちゃいましょう

<風邪をひかないためにするべきこと・みほの5箇条>

①たくさん寝ること

②太陽の光を浴びること

③白湯をたくさん飲むこと

④たくさん食べること

⑤肩回しをすること

マル秘


・・・です!!これはかなり効きますよ(マルチ商法ではありません)。


私は2日間で、この5箇条を忠実に実践しました。

昼からビールを飲み(関係ない)、パンをたらふく食べ、野菜スープを飲み、ジェラートを食べ、広いお庭で太陽を浴びながら昼寝し、白湯をがぶ飲みし、ものすごい勢いで肩回しをしました。

キッチンを借りて作ったタルティーヌ


お庭で嗜んだビールとミートボール


イタリア帰りでも懲りずに食べたジェラート


5箇条を忠実に守ったおかげで、ハンブルグの田舎町を出発する日の朝、私の体にはこれまでにないほどの活力がみなぎっておりました。
ベルリンを発った時は酷かったささくれもすっかりなくなっています。

みやにエアーハグで別れを告げ、体調不良のマロンくんに車で最寄り駅まで送っていただき、私だけ元気いっぱい(お腹もいっぱい)の状態でドイツを飛び立ちました。



コペンハーゲンでの初日

次の行き先は、コペンハーゲンです。

コペンハーゲンでは念願のカプセルホテルに泊まります。カプセルホテルってなんか近未来的でかっこいいので、ずっと泊まってみたかったのです。

そのカプセルホテルのウェブサイトがとってもかわいいので、ぜひ見てみてください↓

いちいち写真とか構造がおしゃれで、さすがは”北欧”って感じですよね(北欧のイメージが単純)!


初めての”北欧”にワクワクしながらたどり着いたコペンハーゲン国際空港は、綺麗で洗練されており、広告類が全部IKEAの広告みたいでおしゃれで、立ち並ぶ店舗の内装デザインにはそれぞれのショップの世界観がよく表現されています。

欧米の広告物はスッキリしていて情報量の少ないものが多いですが、こんなんでよく広告が成り立つよなあと思います。このただかっこいい広告を見たところで値段と商品の見た目しかわからないのに。不思議です。


そして驚いたことに、空港にも市内にも、至る所にセブンイレブンがありました。ヨーロッパでセブンイレブンを見つけたのはコペンハーゲンが初めてです。急に親近感がわいてきて嬉しくなったのですが、残念ながら品揃えは日本と全く異なりました。


コペンハーゲンのセブンイレブンでは入り口で花を売っている(さすが北欧)


カプセルホテルに荷物を置いた後は、街の散策へ出かけます。


まず向かうのは、クリスチャニアという自治区。コペンハーゲンの中心地にあり、このエリア内では独自のルールで政治が行われているそうです(犬を鎖で繋いではいけないとか、政治のリーダーがいないとか、自治のルールが色々と面白いので興味のある方はぜひ「クリスチャニア」で調べてみてください)。



私はこれまでずっと「コミュニティ」という言葉に対し「人付き合いが面倒」とか「過干渉されて縛られる」とか、負のイメージを持っていました。


でも、ある時クリスチャニアについて書かれた本を読み、クリスチャニアというコミュニティではもっとシンプルに同じ思想を持つもの同士が集まって、支え合って生きているような印象を持ちました。


日本でお金を稼いで生きていくとなると1人で生きていけるような錯覚に陥りますが、人は1人で生きていくことはできません。クリスチャニアに来れば人間らしい生き方を感じられるんじゃないかと、期待を胸に門をくぐりました。


カラフルな落書き(アートとも言う)


自由だけが神聖なものである、と書かれている


入るのに勇気のいるレストラン


本屋さん?それともただの本棚?


クリスチャニアの内側には、至る所にアート(?)があったり、FREEDOMのワードが落書きされていたりして、異様な雰囲気が漂っています。

お家は廃材を活用し、住民みんなで修理したり作ったりしているらしく、どのお家もアーティスティックな色合いです。


擦り切れた服を着たイカつい男性たちが道端に座っていたり、フラフラしている顔色の悪い人がいたりする一方で、観光客が楽しそうに写真を撮っていたり、レストランでコーヒーを飲んでいたり・・・まさにこここそ、「PEACEFUL CHAOS」なのかもしれません(※1)。


プッシャーストリート(大麻が売買されている通り)とか、居住エリアとか、もっともっと奥の方を探検してみたいのですが、あまりにも未知の世界観過ぎて、探検するのが怖くなってきました。心臓がドクドクいって、右脳が「これより先ハ多分危険ダヨ!」と忠告してきます。


結局、15分程度見て回っただけで来た道を綺麗にUターンしました。そこに住む人の生き方なんて到底、見ることも感じることも想像することもできませんでしたが、まぁ自分の身を守ることが最優先事項ですからね(ただのチキン)!



早足でクリスチャニアを去った後は、デニッシュを食べたり、写真を撮ったりして、観光客らしく平和な街の散策を楽しみました。

こっちの世界の方が安心するなぁ


おしゃれなフードマーケット


カラフルで綺麗で治安も良い


参考文献

※1) PEACEFUL CHAOS
拓匠開発の手がける複合商業施設「the RECORDS」 のコンセプト。


〜旅の順路〜
ブダペスト(ハンガリー)ウィーン(オーストリア)プラハ(チェコ)ベルリン(ドイツ)ハンブルク(ドイツ)ローマ(イタリア)スペルロンガ(イタリア)ハンブルク(ドイツ)→コペンハーゲン(デンマーク)→パリ(フランス)→コペンハーゲン(デンマーク)→ボーンホルム島(デンマーク)→ストックホルム(スウェーデン)→トゥールーズ(フランス)→リスボン(ポルトガル)

出発日:8/27(火)〜帰国予定日:10/14(月)


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