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本質を忘れて、「組織変革」なんてやると「改善」ではなくて「改悪」になる

 こんにちは!個性型リーダーシップ開発トレーナーの脇坂です。
  今日のテーマは「本質を忘れて、「組織変革」なんてやると「改善」ではなくて「改悪」になるです !

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経営は「変化対応業」とも言われます。
しかも、現代は変化のスピードが速く予測不能な時代とも言われています。

「不易流行」 という言葉があります 。
松尾芭蕉の俳諧の心得をまとめた「去来抄」に書かれているそうですが、
「不易」とは、変えてはいけないもの。「流行」とは、変えるべきもの。だそうです。

企業経営で言うならば、「不易」とは、創業の精神、企業理念、経営の目的であり、時代が変わっても変えてはいけないもの。

「流行」とは、ビジネスモデルや商品、製品、サービス等で、時代に合わせて変えていくべきものに該当します。

また、古来、日本的労働観とは「傍を楽にする」のが語源と言われています。
働くとは「傍を楽にする」こと。
つまり、世の中や周囲の人たちの困りごとを解決することです。

経営学者の坂本光司先生は、著書の中で下記のように述べられています。

「手段からスタートした経営学」
すべての活動には目的と手段と結果の三つがつきものである。いうまでもなく、目的は何のために、誰のためにそれを行うのかといった活動の原点である。手段とは目的を実行・実現するための方法・手段・戦略のことである。そして、結果は目的と手段がもたらした成果のことである。
この三つの中で、最も重要なことは、言うまでもなく目的である。手段や結果が目的より上位概念等という考えはありえない。それもそのはず、目的が無ければ、手段もないし結果もないからである。

著書「新たな資本主義」のマネジメント入門
著者:坂本光司

これを経営の本質、働く本質とするならば、自分達の仕事を通して、世のため人のために貢献することが大事になってきます。
よって、売上や利益を上げることや業績を伸ばすことは、その貢献や働きに対する評価ということになります。

 この順序を間違えて売り上げ や利益を上げること、業績を伸ばすことを目的にしてしまうと、 結果として お客様に喜びや満足を提供することを忘れ 、業績低下につながります。 

よって、 本来の 経営の本質・ 目的や自社の強みを忘れ、 業績を伸ばすことだけに注力をしてしまうと 本末転倒になってしまいます。 
「改善」という名の下に、本質を忘れて何でもかんでも変えてしまうと、結果として「改悪」になることを肝に銘じて
苦しい時や大変な時こそ、本質に立ち返りましょう。

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では、また!