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【やり抜く人の9つの習慣】科学的根拠に基づく自己啓発

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆


〜心理学に基づいた成功習慣〜

いかにも自己啓発的なタイトルの本だが、その内容はキチンと科学的根拠に基づいたものになっており、「なるほど」と納得できるような一冊になっている。

読書になれた人なら1時間もかからず読めてしまうぐらいのボリュームだが、「気づき」はそれなりに多いだろう。

常に本棚に入れておいて、何かの折に読み返したくなる本である。


〜少しだけ考え方の"文脈"を変える〜

本書を通して感じたのは、普段から目標設定をする際の"文脈"を少し変える事で、大きく目標達成の確率が上がる、という事だ。

例えば「痩せる!」という目標を「○キロ痩せる!」という風に言い換えたり、「タバコを吸いたくなっても吸わない!」という目標を「タバコを吸いたくなったらガムを噛む!」という風に言い換える、などなど。

目標の表現を変えるだけでモチベーションや意志力が向上する。
それだけ言うと「ホントか?」と思うのだが、本書を読めば「なるほど、そう言い換えるだけでやれなかった事がやれそうだ」と納得出来る。どれもどこかで聞いたようなことなのだが、科学的な裏付けがあって読むのは、受け取り方が違う。
ただの自己啓発ではない事は読めばわかる。


〜当たり前のことを当たり前にする〜

人によってはこの本の内容は「何を今さら。そんなことわざわざ本にしなくても分かってるよ」と思うかもしれない。

しかし、著者の言うとおり、当たり前の事を知っているのと、当たり前のことを当たり前にやるのは全然違う。

何か自分の琴線に触れる事柄があったなら、それを実際の行動に落とし込む事がなによりも重要なのだ。
いわば、本書は当たり前のことを当たり前にやるということを思い直させてくれる。

特段目新しい事は本書では得られないが、自分が目標達成のためにどんな行動をしているか考え直すきっかけにはなった。

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