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理解されない の共有

本屋大賞の凪良ゆうさんの小説
汝、星のごとく
読みました。

「まわりに理解されない」みたいな葛藤が描かれている気がします。著者の前回の本屋大賞受賞作品、流浪の月の方がその印象は強いとは思いますが。

そして内容は人それぞれ異なるにしても、まわりに理解されないつらさ的なものを本を通じて共有できるのは、読書のよいところだなと思いました。

「理解されないことを理解してもらう」
はハードル高いですが、
「理解されないことがあるという事象を共有する」だとハードルが低く、それで救われる人もいる気がしました。

まぁもちろん「理解される」に越したことはないですが。
その「理解される」をリアルの人間関係以外で補完することができるのが、ネット社会のありがたさだと思っています。
ネットの見知らぬ人の投稿?に救われたりもしますし。

具体的にはやっと市民権を得つつある、ポイズン的な家族という捉え方とか。
※ちなみにこの汝〜や流浪の月でもそんな親がでてきます

自分が真面目な未成年で親の扶養にあったころ、この概念を知っていればもっと楽だったのかな〜とか思ったり。

ちなみに文章がとても美しい作家さんなのでそこでだいぶ救われますが、読むのにカロリーを消費する内容ではあるので私は気合いを入れて読みました笑


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