【読書感想】東山彰良『イッツ・オンリー・ロックンロール』
2018/04/17 はじめての本、読了。
東山彰良『イッツ・オンリー・ロックンロール』
博多に住む34歳の売れないロッカー青木満と、満の同級生でニラ農家の典男、ムショ帰り40歳のベーシストべっさん。この中年3人が組むバンドの物語。
まあ面白い面白い。
電車の中で何度も噴き出した。
登場人物が全員剥き出しで欲のまま生きてるんだけど、生活のためにニラの収穫なんてやってるもんだから、まあ面白い。
でも、みんなそれぞれ治らない傷も負っていて。笑いながら苦しくもなった。
前半は荒れ狂うロック。
後半は憂いのあるブルース。
そんな小説だった。
この小説は、有り過ぎる諸事情で実写化は難しいだろう。でも何かひとつでも削いだら「イッツオンリーロックンロール」ではなくなってしまう。
小説の中でしか聴けないバンドっていうのもいいと思うんだ。
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