マガジンのカバー画像

ブックレビュー

5
運営しているクリエイター

記事一覧

ブックレビュー 「東京タワーオカンとボクと、時々オトン」

ブックレビュー 「東京タワーオカンとボクと、時々オトン」

はじめに「親子の絆」という言葉があります。親子の血が繋がっている関係は様々な人と関わりながら、生きていく上で唯一無二であると言えます。この物語はそんな「親子の絆」の本当の意味を考えさせられるストーリーです。

あらすじ主人公の「ボク」(周りからはマー君と呼ばれる)は福岡県の筑紫に、子煩悩で誰よりも優しい母(オカン)と、定職に就かず自由奔放な父(オトン)の間に生まれます。ボクはオトンとは幼い頃から別

もっとみる
そしてバトンは渡された

そしてバトンは渡された

今回は瀬尾まいこさん著の「そして、バトンは渡された」のブックレビューをしていきます。

今月は卒業旅行にたくさん行ったりしていて、なかなか読書の時間が確保できず、ようやく読めた本になります💦 

どんな話?この物語の主人公の森宮優子はこの春から高校3年生になる女子高生。彼女には実の両親以外に母が1人、父が現在一緒に2人で暮らしている森宮を含めて3人という少し複雑な家庭環境で育ってきています。しか

もっとみる
「捨てる力」を読んで

「捨てる力」を読んで

今回紹介する本は約30年近く日本将棋界のトップに君臨し続ける羽生善治名人著の『捨てる力』です。羽生さんが将棋界でトップに居続ける為にどのようなことを心掛けているのかに興味を持ち今回読んでみました。読んでみると実生活の中でも活用できそうな内容ばかりでしたので今回この本のブックレビューを書いていきたいと思います。

「知識」から「知恵」に

この本を読むまで全く知らなかったのですが、将棋も野球やサッカ

もっとみる
ブックレビュー「解説者の流儀」(戸田和幸)を読んで

ブックレビュー「解説者の流儀」(戸田和幸)を読んで

 今回ブックレビューをする「解説者の流儀」の著者戸田和幸さんは元日本代表のサッカー選手で、Jリーグやイングランドや韓国、シンガポールなどで活躍され、現在はサッカー解説者です。戸田さんはサッカーをとことん言語化することで、分かりやすい解説をする人気解説者です。
 私がこの本を読もうと思った理由は
① 物事を言語化するのに必要な術を学びたい
② 戸田さんのこだわりを知りたい
この2点でした。

為にな

もっとみる
ブックレビュー「解説者の流儀」を読んで part2

ブックレビュー「解説者の流儀」を読んで part2

はじめに
 前回投稿した「解説者の流儀」のブックレビューでは、本を読んだうえで自分が共感できた2点についてまとめました。しかし、実はもう一点自分が一番強く共感できた部分があります。今回はそれについて文章を書いてみたいと思います。前回は自己啓発になりそうな内容に関したものでしたが、今回は自分が大好きなサッカーに関して強く共感できたトピックスを取り上げます。

前回のレビューはこちら 

https:

もっとみる