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恐怖実話 怪の残滓』吉田悠軌ー現場・資料・実体験から恐怖の残滓を炙り出す人気シリーズ最新作!

「……なぁ、✕✕さんが死んだ部屋ってここか」
物がすぐに腐る強烈な事故物件で見た真実とは――(「あの人だ」より)

現場・資料・実体験から恐怖の残滓を炙り出す
吉田悠軌のリアル恐怖実話!

内容・あらすじ

恐怖の現場を検分し怪異をえぐり出す、吉田悠軌のルポルタージュ怪談第5弾!
・内見した事故物件で予期せぬ恐ろしい真実と対峙する…「あの人だ」
・外科医が語る現代医学では証明できない怪事例…「ゾンビさん」
・都内に点在する曰くつきの地、不気味な縁に導かれ現地を訪ね歩いた著者が辿りついた真相とは…「第六天の森」
・不幸の絶えない集合住宅の住人が語るリアルと恐怖体験…「死人マンション」
・八王子で度々目撃される都市伝説めいた怪人…「窓から首ひょこひょこ女」
・都会の地下に広がる異界には正体不明の怪異が確かに存在した…「下水道」
——など30篇を収録!

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著者自薦試し読み1話

秋津駅・新秋津駅

さて、「駅異界」ものについては、他にも興味深い話を聞いている。

「秋津駅と新秋津駅の間は、異空間へと通じている」

……というものだ。

まずはロケーションを説明する必要があるだろう。東京都東村山市の秋津町では、JRと西武鉄道の路線が交差している。そのため西武池袋線・秋津駅とJR武蔵野線・新秋津駅とで乗り換えをする利用客は数多い。

両駅の距離は徒歩四、五分ほど。ほとんどの人にとって、商店街を突っ切っていくのが通常ルートとなるだろう。

ただ、この半径二〇〇メートルほどの狭いエリアで、おかしな目に遭ったという証言が頻発しているのだ。

私が取材した実例を挙げよう。

地元民であるサトミは、高校生から会社員の現在まで、ずっと両駅を利用している。つまり十年以上も、秋津・新秋津の乗り換えを、ほぼ毎日行ってきたということだ。

その日も、JRから西武線へと乗り換えるため、秋津駅へと歩いていた。

途中、コンビニ「F」に入ってペットボトルを買っていくのも、彼女の日課だった。もはや惰性のまま勝手に足が動き、なにも考えずに店内へと入る。自動ドアが開き、入店のベルが鳴る。

――ティントン、ティントン

(あれ?)

強烈な違和感が走った。これは違う。毎朝ずっと耳に入ってきていた音とまったく違う。

あの「ティトトトトトン、トトトトトン」のメロディではない。

➡続きは竹書房怪談文庫公式・怪談NEWSにて読めます📖

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