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【一人で勝手に旅気分】237

(過去の旅についての振り返りです)
★ 異国で誕生日(2019年6月30日)

昔、アメリカ横断ウルトラクイズという番組が大好きで毎回ビデオにとって繰り返し見ていました。これは、一般参加者がクイズをしながら勝ち抜けると次のチェックポイントに進め、負けてしまうとそこで罰ゲームをしてから強制帰国となるという、かなりお金がかかっていたであろう壮大なクイズ番組でした。

日本国内の予選を通過すると、そのあとはハワイやグアムに行き、そこから回によって違いますが、オーストラリアやタヒチなどを回りながら、アメリカ本土に到達し、決勝の地ニューヨークを目指すものでした。

最後の方まで勝ち残っている人は1か月以上海外で過ごす形だったので、中にはその間に誕生日を迎える人もいました。

この番組の名物クイズに「大声クイズ」というものがあり、解答権を得るためには、各挑戦者に与えられたフレーズを一定の音量で叫ばなければならないものでした。そのクイズで印象に残っているのは、大声クイズが行われるチェックポイントに差し掛かった頃に誕生日を迎えた挑戦者の絶叫フレーズが「異国で誕生日」だったことです。確か第15回のときで、アメリカとメキシコの国境の町エルパソだったと思います。

当時、自分は中学生で外国に行くことなど夢のまた夢だった(実際、海外に初めて行くのは28歳くらいになってからでした)こともあり、「異国で誕生日」というフレーズがとても素敵で憧れていました。

しかしここ10年くらいを見てみると、シンガポールで6回、ラオスで2回、タイで1回という形で、異国で誕生日の方が普通になっており、人生というものは分からないものだなという感じです。

しかも2019年の誕生日はネパールのボランティアに参加するための移動日で、ラオス(ビエンチャン)→中国(昆明で乗り換え)→ネパール(カトマンズ)の3カ国で過ごすという不思議な経験をしました。

ネパール初日の夕食は、ボランティアに参加する他の日本人の方2名と一緒に日本食レストランへ。そして私はネパールなのに「マーボー丼」を注文。この年の誕生日は本当にネタをたくさん得ることができました。

そして今年もラオスに住んでいるので、「異国で誕生日」です。去年はタイで自分へのご褒美にカオマンガイをテイクアウトしましたが、今年はオンライン会議や明日の予習をしていて、気づくと夜になっていて、お店が閉まっています。カオマンガイのチャンスは逃したので、このあと近くの韓国系のお店で夕食を調達しようと思います。

かつてあれほど憧れた「異国で誕生日」ですが、こうして実際に「異国で誕生日」を迎えてみると、特にキラキラしたものでもないことが分かりますね(私の生活の仕方が問題のような気もします)。

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#ラオス   #ビエンチャン
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