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【一人で勝手に旅気分】31

(過去の旅についての振り返りです)
★大きな三枚肉で膨らんだ期待が結果として作り出してしまったギャップ(2016年5月8日)
以前住んでいた沖縄での出来事も「過去の旅」に含めて振り返りします。

私は特に旅行などにおいては、自分なりのテーマが不可欠であり、それが決まらないとなかなか行動できません。シンガポールに行く前、長期休みに国内旅行に出かけるときに私が掲げていたテーマは「歴史的場所を見る」「どんなに遠くても各駅停車で行く」「野宿する」の3つでした。ただ、最近は年齢のせいか、攻めの姿勢がなくなり、3つ目のテーマである「野宿する」が「野宿またはネットカフェに泊まる」になっていますね。

さて、旅行ではないのですが、現在住んでいる沖縄の地で、私が休日などにおける行動でテーマの1つにしているのが、「沖縄そばの店をめぐる」です。沖縄に来てから1カ月以上経ちますが、コンビニで買った「沖縄そば名店100」のような本で、片っ端から沖縄そばの店に行き、様々な沖縄そばを食べ歩いております。

今日も「田そば」(「でんそば」と読みます)という店に行きました。このお店の名物は「大きな三枚肉」です。器に収まりきらない肉に圧倒されます。しかし、私が訪れた時間帯が遅すぎたため、その日はもうあの三枚肉のそばは売り切れで、普通の三枚肉のそばしかありませんでした。本で紹介されている肉とはかけ離れた小ささに、一瞬、世界三大ガッカリの「マーライオン」を思い出してしまいました。

古代ギリシアの哲学者パルメニデスは、「有るものはあり、有らぬものはあらぬ」と述べ、この世界には「有るもの」だけが存在し、「有らぬもの」である無や空虚というものは存在せず、そのような無や空虚をもとにして考えられた「生成消滅」や「運動」という概念を彼は否定しました。

私がいかに待とうとも、この店の名物である「大きな三枚肉」は「有らぬものはあらぬ」であり、突如として出てくるわけではないので、おとなしく「小さな三枚肉」の沖縄そばを食べましたが、味はもちろん美味しかったです。

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#三枚肉   #哲学   #パルメニデス

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