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❖ソラコラ:カラー19(The sky of That Luang Lake reflecting the sunset)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2024年2月20日)

(色んな場所の空(ソラ)を使ったコラージュ(collage)、空の様子は刹那的、刻一刻と姿を変える、私が作るコラージュも瞬間的な思いつき、唯一無二の自己満足)

【記事累積:1951本目、連続投稿:884日目】
<探究対象…タートルアン・レイク、日没、グラデーション、ストライプ>

今日のコラージュは「日没が反射するタートルアン・レイクの空」です。

素材となっている写真は、日曜日に自転車でタートルアン・レイクに出かけたときの空です。タートルアン・レイクにはこれまでも何度か来たことがあるのですが、夕方は初めてでした。タートルアン・レイクは、金色の仏塔(ストゥーパ)が有名な寺院のタートルアンから少し離れたところにあります。湖の近くにはタートルアン市場もあります。

太陽がまだ高い位置で粘っていた16時頃は、湖の周りにはあまり人がおらず、週末に行われたイベントの機材を片付ける音と人の声が響いていました。しかし太陽が傾き始めると、徐々に人が集まってきました。タートルアン・レイクは円形なので、私と同じように自転車でやってきて、グルグルと回る人たちもいますし、ジョギングやウォーキングをする人もいます。家族や友人たちとやってきて記念撮影している人たちもいて、太陽の輝きが失われていくのとは反対に人々の賑わいが増していきました。

最初は湖をグルグル回り、色々な方向から撮影していたのですが、湖面に反射する太陽の光がとてもきれいだったので、太陽と反射する太陽を一緒に捉えることができるアングルに留まって、日没までの様子を撮影することにしました。

今回ベースにした写真は、その日没の様子の1枚です。とはいっても、同じアングルから撮影した写真ばかりなので、どの写真をベースにするか迷いました。それらの写真の全てを貫く原理は、まぎれもなく「時間経過」でした。その原理に従い、写真に映る太陽は徐々に高度を落としていきます。さらに最初は白や黄色が混ざり合ったような輝きだった太陽が、次第に赤みを帯びていき、オレンジに近づいていったのです。このような「高度の変化」と「色の変化」を1枚のコラージュの中で表現してみたくなりました。しかし横長の写真それぞれの全体像を残しながら何枚もの写真を1枚分の横長のサイズに収めるためには、以前タイに住んでいたときのベランダから見える朝の空をまとめて表現したのと同じように、1枚1枚を小さなサイズにして積み木のように並べていく必要があります。ただしそれでは、以前使った配置のアイデアの流用で面白味に欠けてしまいます。

そこで、それぞれの写真の核となる要素に注目してみました。写真は太陽と湖面に反射する太陽という部分がこれらの写真の特徴なので、その部分を細く切り出してみました。そして最初は、最も早い時間帯のものを一番左に配置し、そこから右に向かって日没に近づく写真を繋げてみようと考えました。それでも左から右へ「時間経過」という原理に基づきながら、太陽の高度が下がり、色もだんだんとオレンジ色に近づいていく様子を十分に表現することができました。

しかしまだ何かが足りないという感覚だったのです。そのためどうしたらさらに素敵なコラージュになるだろうかと、その画像を見つめていると、ふとあるアイデアが浮かびました。それぞれの写真を切り出した細長い部分を見ていると、何となくストライプを連想したのです。ストライプというと、白と黒が交互に並ぶようなデザインが典型的だと思います。現在の細長い部分の並びは単純に高度にしても、色にしても徐々に変わるものを繋げているので、これはストライプではなくグラデーションです。しかし、それぞれの部分を隣同士にして繋ぐのではなく、少し離してみたらどうなるだろうと思ったわけです。もちろん離して配置するとその間が空いてしまいます。その間を埋める写真として何かベースになる写真があればいいと考えました。そして時間経過のちょうど真ん中にあたる写真をベースにし、他の写真は細長く切り出して、早い時間帯のものから日没までを左から右へ間を空けながら配置してみたのでした。

こうして19枚目(左がグラデーション的、右がストライプ的なもの)のコラージュが完成したのでした。グラデーション的なものも、ストライプ的なものも素敵な仕上がりになったと思いますが、個人的にはストライプの方が気に入っています。

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