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エッセイ&脳内のおしゃべり

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せきららな思いをぶち込んだりする場所でごんす。
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#小説

原田宗典著「十九、二十」

この本と出会ったのは高校一年の夏、「ATOM」という地元の中古本屋でのことだった。 夏の…

大枝 岳志
2か月前
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殺して欲しいと願った日

数枚の小銭が重なる感触を何度も確かめ、駅の構内を歩き続ける。 早々とシャッターの下りた店…

大枝 岳志
2か月前
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多分日記 その一

毎日小説をこしらえてはいるが、何も思い浮かばずに文を打ってみても毒にも薬にもならない、た…

大枝 岳志
2か月前
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音から言葉にする

音楽を作りました。 ギターから生まれた曲のイメージをぼんやりと形にしてみて、数年ぶりにボ…

大枝 岳志
4か月前
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国語の問題じゃなくて小説の問題でもない

その辺で仲間たちと話しをしていた花子は、「2500円の物を買った時の消費税がわからない」と仲…

大枝 岳志
5か月前
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じゃあダメなのか 

本日は趣旨を変えてエッセイをば。 今年に入ってから喉がガラガラしたり、微熱が出たりを繰り…

大枝 岳志
1年前
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文の造形

近頃、想像に対して頭が回らない。 以前は単発テロのように小爆発が起きような発想や物語が次から次へと浮かんでいた気がしていたけれど(気がするだけかもしれない)、最近は書き溜めたストックを漁りながら何とか形をつけたような物が増えた気がする。 そんな時は「スランプがやってきた!」と右往左往しつつ、公園のベンチに腰掛けてみたり、電車に乗っては他人の世間話に熱心に耳を傾けたりもしていたのだけれど、今は寒過ぎるのかそんな元気すら無くなっている。 年齢も若者という部類では無いため、これ

なんとなく好きなもの

日頃ぼんやりしながら生きているようで、人っていうのは案外忙しない生き物だなぁと改めて考え…

大枝 岳志
1年前
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何者でもない

僕は幼い頃から「夢」というものが理解出来なかった。 夢とは言っても寝てから見る方じゃなく…

大枝 岳志
1年前
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水無月に子は去て

数年前に小説を始めたきっかけは、死んだ友人がかつて生きていた標を遺しておくためだった。友…

大枝 岳志
2年前
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太宰の墓参り

※今回は文に対して最近あった事、思った事をつらつらと書いてます。カタクルシクナイヨ!! …

大枝 岳志
2年前
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変態について考える

明けましたね、おめでとうございます。 展覧会マガジンを抜きにして個人のエッセイとしては今…

大枝 岳志
2年前
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血の繋がらない父と僕 【エッセイ】

先日両親に会いへこの夏以来、久しぶりに実家へ帰った。実家とは言っても夏に元々住んでいた家…

大枝 岳志
2年前
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【清世展覧会】 画家と物書き 【作品参加します】

どうも、皆さまご機嫌よう。 今回は重大なお知らせがあります。 清世さんから既に発表&ご紹介があったかと思いますが、わたくし大枝こと、おおえだ。 なんと来年1月29日~30日に原宿にて行われる清世さんの展覧会にクリエイターとして参加します。 【参加って何やるの?大枝清世の絵本を販売するでしょ!】 清世さんからお声掛け頂き、作・大枝岳志/絵・清世の世界一あたたかで優しい絵本を会場限定にて販売する運びとなりました。 みなさんに手に取って頂ける大枝書籍、ついに実現の巻です(清世さ