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すると、神様は言いました

これは、むかし人から聞いた話ですが、
とてもいい話だと思いました。
実際、私の人生の、
様々な場面でとても役立ちました。


さて、
神様って、いるのでしょうか?

それとも、
いないのでしょうか?

救いって、
なんでしょうか?

ひとは、
いったい「何」を「どのように」、
信じれば、良いのでしょうか?





ある所に、
河がゆったりと流れる、
緑豊かな、可愛らしい村があり、
人々は仲良く暮らしていました。


村には、教会があり、
とても信心深い牧師がいました。


そんな平和な村でしたが、
あるとき、自然が猛威をふるいます。

村の上流で大雨が降り続き、
河が氾濫し、
村に洪水が起きてしまいした。


村人たちは、共に声を掛け合い、
洪水から逃れるため、
小高い丘へ逃げました。


洪水は、低い土地はおろか、
村で一番背の高い教会をも、
飲み込みはじめました。


でも、
信心深い牧師は逃げませんでした。

「私は神を信じているからここで祈る」
と言って、
牧師は教会を離れませんでした。



雨は降り続き、洪水は治らず、
水かさはさらに増し、
村人たちは、
丘から、山へと避難し始めました。

家々は水没し、
村で一番背の高い教会の、
屋根にまで、水は迫っていました。


すると牧師は教会の屋根に上がり、
祈りつづけました。


見かねた村人たちは、
ボートを出して、
牧師を助けようとしました。


「さあ、このボートに乗ってください」

牧師は、
「私は神を信じている」
そう言って、ボートを帰しました。




しばらくすると、
洪水はさらにひどくなりました。

とうとう牧師は、
教会の塔によじ登り、
天に向かって、
さらに祈りました。


すると今度は、
街からヘリコプターがやってきて、
牧師にロープをたらしました。

「さあ、このロープにつかまって!」


しかし牧師は言いました。
「私は神を信じている!」

牧師は、
ヘリコプターをも帰してしまいました。


その後も、
雨は止むことはなく、
ついに洪水は、
村も教会も全て飲み込み、

信心深い牧師も、
亡くなってしまいました。







天国の入り口で牧師は、
とうとう神様と出会いました。


牧師は神様に言いました。

「 なぜ、あんなに祈りつづけたのに、
  村で一番あなたを信じていたのに、
  私を、助けてくれなかったのですか!

  あなたは、
  私を、愛してくれなかった!

  あなたは、嘘つきだ! 」

すると、
神さまは言いました。


わたしは、村人たちを通して、
はじめにボートを、

次にヘリコプターを、
与えたではないか 





と言うお話でした。
クリスチャンだった訳ではないんですが、
実は、これ教会で聞いたんです。

あなたは、どう思いますか?
何かを、うまく信じられてますか?

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