すると、神様は言いました
これは、むかし人から聞いた話ですが、
とてもいい話だと思いました。
実際、私の人生の、
様々な場面でとても役立ちました。
さて、
神様って、いるのでしょうか?
それとも、
いないのでしょうか?
救いって、
なんでしょうか?
ひとは、
いったい「何」を「どのように」、
信じれば、良いのでしょうか?
※
ある所に、
河がゆったりと流れる、
緑豊かな、可愛らしい村があり、
人々は仲良く暮らしていました。
村には、教会があり、
とても信心深い牧師がいました。
そんな平和な村でしたが、
あるとき、自然が猛威をふるいます。
村の上流で大雨が降り続き、
河が氾濫し、
村に洪水が起きてしまいした。
村人たちは、共に声を掛け合い、
洪水から逃れるため、
小高い丘へ逃げました。
洪水は、低い土地はおろか、
村で一番背の高い教会をも、
飲み込みはじめました。
でも、
信心深い牧師は逃げませんでした。
「私は神を信じているからここで祈る」
と言って、
牧師は教会を離れませんでした。
雨は降り続き、洪水は治らず、
水かさはさらに増し、
村人たちは、
丘から、山へと避難し始めました。
家々は水没し、
村で一番背の高い教会の、
屋根にまで、水は迫っていました。
すると牧師は教会の屋根に上がり、
祈りつづけました。
見かねた村人たちは、
ボートを出して、
牧師を助けようとしました。
「さあ、このボートに乗ってください」
牧師は、
「私は神を信じている」
そう言って、ボートを帰しました。
しばらくすると、
洪水はさらにひどくなりました。
とうとう牧師は、
教会の塔によじ登り、
天に向かって、
さらに祈りました。
すると今度は、
街からヘリコプターがやってきて、
牧師にロープをたらしました。
「さあ、このロープにつかまって!」
しかし牧師は言いました。
「私は神を信じている!」
牧師は、
ヘリコプターをも帰してしまいました。
その後も、
雨は止むことはなく、
ついに洪水は、
村も教会も全て飲み込み、
信心深い牧師も、
亡くなってしまいました。
※
天国の入り口で牧師は、
とうとう神様と出会いました。
牧師は神様に言いました。
「 なぜ、あんなに祈りつづけたのに、
村で一番あなたを信じていたのに、
私を、助けてくれなかったのですか!
あなたは、
私を、愛してくれなかった!
あなたは、嘘つきだ! 」
すると、
神さまは言いました。
わたしは、村人たちを通して、
はじめにボートを、
次にヘリコプターを、
与えたではないか
※
と言うお話でした。
クリスチャンだった訳ではないんですが、
実は、これ教会で聞いたんです。
あなたは、どう思いますか?
何かを、うまく信じられてますか?
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