2021年度の成長率は大きく落ち込む

政府の名目成長率見通しで、成長率が低下すると、衆議解散はどうなるか?

内閣府の「中長期の経済財政に関する試算(2020年1月)」(中長期試算)では、上の図のように名目経済成長率が、2020年度より2021年度の方が低くなるという見通しが示された。

中長期試算の名目成長率は、計量経済モデルに基づいて推計されており、政治家や官僚が相談して直感的に決めて出しているものではない。

しかし、上の図のように、2021年度にVの字の谷になるような形で名目成長率が低下している。

中長期試算で、このような名目成長率の見通しが出たら、どうなるか。もちろん、景況が先々悪くなるという可能性も考えられるが、実は衆議院の解散時期も示唆される。

過去2回の衆議院総選挙は、2014年12月と2017年10月。このとき、中長期試算はどうなっていたか。下記拙稿で詳述している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?