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日本での生活、日本を離れてみて、そして現在

こんにちは、タケディーナです。
今回は、日本での生活から現在についてのお話しです。

日本での生活

日本にいた時には東京に住んでいたので(東京といっても、都心からは少し離れてましたが)、どこでもすぐに行けて、何でも手に入って、便利な生活をしていました。
仕事も忙しくて、毎日追われる日々でした。

自分がやりたいと思っていた分野の職につくことができ、辛いこともありながらも楽しく仕事していました。しかしながら、忙しくて体調を崩すこともあったり、ストレスも抱えながら働いていました。
若い20代はまだよかったのです。働きたい盛りでしたから。

でも、30代目前なって、送っていた生活に疑問を抱くようになりました。
忙しい毎日でストレスも増えていく、こんな調子じゃ健康も維持することもできないかもしれない。
好きな分野の仕事ではあったものの、忙しく身を削って働いて、徐々に仕事が憂鬱に感じるようになり、何の為に働いてるのか分からなくなったのです。
そんな中、ふと、自分のために生きなくちゃと思ったのです。

辞めるのには少し時間がかかりましたが、仕事を辞めることにしました。
一旦この生活をやめないと変われないと思ったのです。

最初に日本を離れて

色んな柵から解放されたくて、そして自分の想いを整理する為、日本から一度離れる決意をしました。
ずっと実家暮らしで、東京から離れて住んだこともない。
このまま日本にいたら、気持ちをリセットできないと思ったのです。
親には、娘が頭おかしくなって、海外に逃亡したと思われたくらい、急な決断でした。
元々海外旅行も好きだったのもあり、休養と勉強を兼ねて、カナダへいくことにしました。最初は3ヶ月の予定が、結果5ヶ月間滞在しました。

カナダの田舎でのんびり過ごし、厳しい冬を越して、日本人、外国人の新しい友達も出来ました。
英語は上達しませんでしたが(笑)、色んな文化の違いを肌で感じることが出来たのが大きな収穫でした。

視野が変わった

そして、日本を出たことで物事をみる視野も色々変わりました。
今まで自分の中で「こうしなくちゃいけい」と真面目に考えて、自分でルールを決めて、「こうあるべき」という目標を作って理想に近づける。
ということをしてきました。
普段は結構適当でものすごく怠け者なのに、仕事になると真面目じゃない自分に罪悪感を抱くこともありました。
自分にプレッシャーをかけて、ガチガチに固めて、自分で自分を苦しめていたんです。
でも、実際にはそんな必要はなく、いつだって自分を甘やかして良いし、楽しんで良いんだって思える様になりました。
人はそれぞれですし、自分で自分を大切にしないといけないんだと。

日本を出る、出たいかどうかは人それぞれで考えが違うと思います。
無理して出る必要もないと思います。
私の場合は、一度日本を出たことで、自分のことを見つめ直すことができて
自分の視野、見方も変わりました。

ブラジルへの旅行

人生に彩を添えてくれた気がするブラジル旅行について。

カナダでブラジル人の友達が数人できました。
「ブラジルはそりゃ危ない事もあるけど、自然がいっぱいで、料理も美味しい。一度は絶対にみた方が良いよ。ポルトガル語が必要だからブラジル人と一緒にね!」と友達に言われてました。

ブラジル人の友達と偶然にも帰国期間が重なり、ブラジルにおいでよと誘われ、一人ではいけないし、いいチャンスかも!と思い、カナダ → ブラジル → 日本 の順で帰国することにしました。
一生行くことはないと思っていた国、ブラジルです。
この機会を逃したら、本当に一生いけないかもって思ったんです。
地球の裏側ですからね。
日本から飛行機で1日かかります。時差入れると2日かかります。

結果、思い切って行ってよかったです。

壮大な自然を目の当たりにして、知らなかった文化にも触れ、それぞれの友達の家でホームステイさせてもらって、素敵なブラジル人たちと過ごし、毎日美味しいご飯も食べさせてもらいました。
ブラジルでは安全のため、携帯は外で出さない、友達から離れない、無駄なものは持ち歩かない、など色々指導されました。
一人でウーバーに乗せられた時には流石にちょっと怖かったですが、、、
それも良い経験でした。(車の中で、ドアに張り付く様にずっと端っこに座ってました)
本当に素敵な国でした。2週間半、楽しく過ごせました。
改めて押しておきますが、ブラジルのご飯は本当に美味しいです。
いつかまたブラジルへ行きたい。。。
今はコロナで大変なので、とにかくブラジルでお世話になった皆さんの無事に祈るばかりです。

思い切ってカナダに行かなかったら、
思い切ってブラジルに行かなかったらできなかった体験でした。
思い込みで、怖いから無理、と尻込みしなくてよかったです。
色んなことに言えることですが、実際に見てみたり感じてみたりすると、
予想と結果は全然違う事もあるんだなと実感しました。

他の国に触れたことで、日本の良いところ、悪いところを見つけることができた気がします。
そして改めて、日本が作ってきた伝統的な文化・芸術は素晴らしいものが沢山あると気づくことができました。

イタリアでの生活

以前にも少し触れましたが、数年前は予想もしなかったイタリアに住むことになったわけです。
右も左も分からず、イタリア文化に親しんでいたわけでもなく、突然イタリアの世界に飛び込んだ感じです。
最初は戸惑うこともありましたが、家族や夫の友人などにも本当によくしてもらっています。
何だか突然やってきた日本人に怪訝な顔する事もなく、温かく迎えてくれて、いつも笑顔で優しくしてくれています。
まだ仕事してないという事もありますが、今は日本で感じていた様な変なストレスはなく過ごせています。

夫の友人も電話などで話していると、必ずと言って良いほど「タケディーナも元気?」と聞いてくれます。
家族もいつも「最近どう?元気?」と聞いてくれます。
イタリア語のわからないタケディーナに、新しいイタリア語や文化を教えようと、子供に教える様に丁寧に教えてくれます。
(大変記憶力の悪いタケディーナが覚えられるかは別の問題ですが、、、)

もちろん、日本でも、どこの国に行っても良い人たちばかりではないと思いますが、私自身は今のところ人に恵まれて生活できてます。
仕事とプライベートは違うとは思いますが、イタリア人の本当の優しい部分に触れられている私はラッキーなのかもしれません。

正直、日本に帰れないのは寂しいです。
楽しいことばかりでもありません。
でも優しい人たちにお世話されて、惜しげもなく頂く優しさを遠慮なく、そして有り難く受け取って、支えられながら過ごしています。

夫の友人もみんな感じよくしてくれるので、
「友達、みんな良い人たちだよね」って話したことがあります。

「え?それ、当たり前じゃない?自分が嫌いな人たちとか、合わない人たちとは友達にならないでしょ? タケディーナの友達だってみんな良い子でしょ?」って即答されました。

ええ、ごもっともです。

さて、今回は、日本からイタリアにくるまでのお話でした。
これからも人生が彩っていく様に過ごせたらと思います。
また次回お会いしましょう!
今回載せている写真は、全てブラジルの写真です。地球の裏側。
ブラジルでも、子供の頃は地球の裏側、日本へ「おーい!」って地面に向かって叫んだって言ってました。タケディーナも小さい時やりましたよ。

タケディーナ拝







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