見出し画像

「心」「技」「体」のバランス(927)

世の中すべて、生かし生かされています。
ということは、ある一つのことだけが突出していても良くなく、互いにバランスが取れていて始めてうまくいくというものです。個々人の身体も同様に、「心」「技」「体」がバランスが取れていることが重要なのです。

「心」は、感情が大きく揺れること無く平静でいることが重要です。

怒り、恐れ、喜び、悲しみ、焦りなど一時的な激しい感情は、生理的・身体的変化を引き起こします。自律神経の中の交感神経によって気持ちが高揚するのです。そのようになると、判断や分別がうまくいかずにイライラし、免疫力が低下します。逆に自律神経の中の副交感神経は、気持ちを抑える方向に働き、注意力が散漫になり、ミスが増えます。だから、交感神経と副交感神経のバランスを取ることが重要になります。

現代では、一般的に交感神経が働くことが多いと言われています。したがって、平静さを保つようにするためには、いかにして副交感神経が働くようにするかが問題になります。その方法として、坐禅やマインドフルネスなどがあります。

「技」は、スキル・技術などの能力面が平均以上であることが重要です。

能力を高めるには、研修受講やオン・ザ・ジョブ・トレーニング、経験などで対応します。そうは言っても、前述したように、焦りなどは集中力や判断力を弱めてしまいます。そこで、焦りの気持ちを出さないようにするのも、また能力です。焦らないようにするための一つの方法として、「時間管理」があります。ポイントは、早め早めに仕事を終えるようにするという「先手を打つ」ことにあります。先手を打てば、時間に余裕ができます。そうすると、「心」にも良い影響を与えることができます。

「体」は、健康体であることが重要です。

身体の中の臓器などは、自分ではコントロールできないものです。自分の知らないところで自律神経が働いているのです。自律神経が普通に働いて、「臓器などに質のいい血液を与えている状態」を「健康」と呼びます。すでに「心」のところで説明したように、交感神経と副交感神経のバランスを取っていけば、健康にもプラスに働いていくというわけです。もちろん、適度な運動やリラックスする坐禅やマインドフルネスは、健康にも良いということになるのです。

「心」「技」「体」のいずれかのバランスが崩れると、相互に悪影響が出始めます。常に自分の体調を見据えながら、適宜・適切に対応策を講じていくことを念頭においてほしいものです。

*****************************************************************************
#心 #ストレス #あるがまま #関係する人 #正しい見方 #禅 #禅の言葉 #迷い #自分学 #リーダー #役に立つ情報 #平尾隆行

電子本の案内:

など [Kindle 無料アプリをインストールして お読みください。]

「あなた」が変わる古典の言葉―「日・中・英」でみるビジネスに役立つヒント55 単行本 https://amzn.to/4b9jbjV    [短縮URL]
*****************************************************************************

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?