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私たちに関係する普遍的な真理(866)

普遍的に正しいことを、真理と言います。そして、真理とは作り出したものではなく、自然界にあるものから発見したものです。誰にでも共通に働くのが真理なのです。

その中で、私たちに関係する真理を、あらためて見てみることにしましょう。

まずは、「無常」です。常なるもの(恒常的に変わらず存在するもの)は無いという真理です。逆にいうと、ものごとは変化しているというものです。

実は「無常」から「空(くう)」という考え方が出てきているのです。それらの特徴を示すと次のようになります。

・あらゆるものは変わり続けている。

 変わっていないように見えていても、短いスパンで見ているからである。
  たとえば、長い目で見ると、人間の歯は抜けるし、髪も白くなる。

・現在存在しているものは「仮の姿・状態」である。別名、「空」と呼ぶ。
  たとえば、目の前にある水は、水蒸気にも氷にも変化していく。

次に、「縁起」です。

・結果には必ず原因があり、しかもその原因は一つではない。
・ものごとが起きるのは、原因だけでなく、周りの条件・環境による。
 それを「縁」と言う。縁によってものごとが起きるので「縁起」と言う。  

二つの真理を示しましたが、国が違っても、人種が違っても、宗教が違っても、いつの時代であっても、正しいのです。たまたま、「無常」や「縁起」は仏教用語ですが、他の宗教では議論していないか、別の言葉で示しているだけです。信じるとか、信じないという問題ではなく、自然の法則なのです。なぜならば、信じる/信じないというのは、ただそれが真実かどうか分からない(気にしていない)からなのです。

仏教の始祖である釈尊は「法を頼れ(法灯明)」と言いましたが、最終的によりどころにするものは真理しかないと言っているのです。

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