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気の乱れが心身の不調につながる(925)

人の心身の不調は、何らかの部位の損傷や、精神的なバランスの崩れから起こります。要するに、人を構成する要素のどれかがバランスを崩すことで不健康になるのです。

人間の身体は、地(堅固)・水(湿性)・火(煖性)・風(動性)の4つから成り立つ、と仏教では記しています。その詳細は別の機会に譲り、今回は東洋医学の3つの要素から成る説について述べてみたいと思います。その3つとは、

 「気(き)」:生命活動を営むエネルギー。血や水を動かす。
 「血(けつ)」:体内にある赤い液体、いわゆる血液。
 「水(すい)」:リンパ液や汗、尿、鼻水など、血液以外の体液。

であり、筋肉や臓器などを動かしていく基本的なものと考えることができます。 3つの要素の中で、最も重要なのがエネルギー源である「気」ということになります。

「気・血・水」がバランスよく作用している状態を「健康」と呼びます。
そして、「気」のバランスが崩れると、心身の健康が損なわれることになります。バランスの崩れ方には、次の2つがあります。

「気虚(ききょ)」:気が虚(うつろ、空っぽ)になること。いわゆる精気がなくなることです。
腎虚(じんきょ)とも言い、“腎”の気が足りなくなり、下半身の臓器が弱まり、 腰痛・肩こり・手足のしびれ、冷え、あるいは頻尿となるのです。

  気虚となる原因は、生活習慣の乱れやストレスによります。
  対応としては、過労を避け、睡眠・休憩を取り、
  消化の良い食事を腹八分摂るようにします。

「気滞(きたい)」:気の流れが滞(とどこお)っていること。いわゆるストレスが溜(た)まっている状態です。
ストレスが溜まると、息苦しさ、イライラ、不眠、抑うつとなります。

  気滞となる原因は、ストレスや心身の疲労などによります。
  対応としては、運動などでストレスを解消したり、
  アロマなどで気を巡らすようにします。

ストレス解消と言っても、いくつかの方法があるので、自分に合った方法を採用するのがいいのです。ストレス解消の例を示しておきましょう。

・深呼吸をしながらストレッチをする(痛みすぎないようにする)
・早めに歩く散歩やジョギングなどの運動をする(太陽の下が望ましい)
・趣味事をする
・カルシウムを多く含む食品や、甘いものを食べる
・友人などと笑いのある話をする

大切なのは、「自分に合ったストレス発散」の方法を見つけることです。過剰な飲酒や喫煙、ギャンブルは逆効果になります。注意しましょう。

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