マガジンのカバー画像

TFTL,TYTD

10
正式タイトルは「TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE」 Vivienne Westwoodの有名なTシャツのデザインから拝借 「TAKAKIとあの日…
運営しているクリエイター

記事一覧

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE 〜続・TAKAKIとあの日原チャリで〜

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE 〜続・TAKAKIとあの日原チャリで〜

初めてのプロレス観戦から一年が経とうとしていた

自分はバンドメンバーと春を目処に上京する為アルバイトに勤しみながらもオリジナル曲を制作し月に1〜2回のペースでライブ活動を
メイクもやめ路線変更し普段着のアメカジスタイルでのストリート系のロックでスターになるのを目指していた

TAKAKIは変わらずV系で彼も自身のバンド活動で忙しかった

でもそんな中でもしょっちゅうではなくなったものの集まったり

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #2

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #2

井上貴子選手の急な欠場で肩を落とした二人(特にTAKAKI)だが気を取り直し会場に入って行った

去年と変わらず満員
一年間みんなが楽しみにしていた証だ
この会場の熱気、雰囲気が貴子選手の欠場も忘れさせる

そして高まり続ける高揚感の中
大会開始のゴングが鳴り響き昨年同様そのまま第一試合の開始だ

さあここからはこの日のカードを見ながらの一人語りに切り替えてゆく
この日の第一試合青コーナー花道を走

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #3

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #3

休憩明けの後半戦
吉田&渡辺(元気)vs前川&遠藤
からスタート

吉田さんが雪崩式DDTで前川さんを抑える
地方大会の第三試合にしてはなかなかの大技でのフィニッシュ
サービス精神旺盛だ

そして三田&田村vs下田&ASARI

前回謎の欠場で見れなかった田村様いやこの時はよっちゃん

そして考えてみればこちらも謎の欠場していたチャパリータASARI

で美馬たんとえっちゃんはこの時はどうやらコン

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #4

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #4

第四試合はえっちゃんがチャパをノーザンライトスープレックスで沈めた
なかなか珍しいフィニッシュ
デスバレーボムはまだ生まれていなかったのだろうか?
そういえば自分がラスカチョ狂いになったここから2年後には完全無欠の必殺技として当たり前に見ていたがその起源については調べていなかった
きっとそれについて語っている文献はあるのだろうが今となっては探すのは難しいだろう

あ!田村様とタニー。で是非デスバレ

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #5

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #5

全試合終了
メインイベントを終えた選手たちが売店の席に着き始めた

「今日はサインもらうわー、TAKAKIは?」
「貴子にもらいたかったからどうしよう?」
「豊田は?」
「いやーちょっと悩みますわー」
「わかった、ほなオレもらってくるから考えときー」
「うん、わかった」

今の売店はというか実際のところhotシュシュ以外での選手がいる売店というのはわからない
プロレス観戦復帰してからそんなにいろん

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #6

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #6

恥ずかしさでそそくさと後にした会場

「もうめちゃくちゃ恥ずかしかったわー」
「あれシャッター切れてなかったん?」
「なんかカチッってならへんかったし多分撮れてへんわ」
「うわーもったいな」
「ほんまやでカッコ悪いわー」
「まあそれも思い出になるんちゃうん」
「せやけどさーお前誰にも言うなよテンパってたん」
「そんなん絶対言うよー」
「なんでじゃいっ!」
TAKAKIの肩を軽く叩いた
そして二人で

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #7

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #7

全女の試合観戦から1ヶ月くらいたっただろうか?

変わらずバンドとバイト漬けの日々

そんな中上田くんの家に遊びに行った
彼は彼で新バンドのメンバーを募集したり曲を作ったりで忙しそうだった

「どう?メンバーのメドとかついた?」

「うーん、まあある程度は」

「そっかぁ、そういやメンバーにTAKAKIは入ってへんの?」

そう聞くと少し戸惑った様な表情で
「えっ?!あー知らんかった?」

「ん?

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #8

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #8

※この物語はファンタジーを含んでいます
理解された方のみ読み進めて下さい

「やべっ!寝過ぎたー」
若者はよく寝るそう簡単には起きれない
そんなもんだ
それだけ体力がある証拠

寝起きでサッと用意してすぐ家を出れる
若者に女子力なんていらない
今思うと羨ましい限りだ

「ギリ写真屋には寄れるかな?」
CD50(原チャリ)に跨りキックでエンジンをかけた

無事に写真を受け取りスタジオにも間に合った

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #9 終

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #9 終

とある夏の日だった

前後の記憶は全くないが自分とTAKAKIは二人でいた

「AKANEくん腹減らへん?」

「せやなー減ったなあ」

「ほな家来ーへん?近いし。おかんおるからなんか作ってもらうわー」

「ええのん?」

「ええよええよいこ!」

きっと今なら遠慮してたかもしれないがまあ言ってもお互い子ども同士
それに当時はそんな家と家の垣根も随分低かった気がする

TAKAKIの家に着いた

もっとみる
TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE〜あとがき〜

TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE〜あとがき〜

本当は全く書きたくない
書くことが恥だが書かねばならないので書かしてもらう

自分の文章力の無さや発信力の無さを痛感している
各種SNSに関しては情報を得ることが最優先で多少の発信はしてたものの積極的に発信したり絡んだり相互フォローしたりというのもここ半年くらいのことだった

慣れないことはするもんじゃないのかもしれない

noteだって面白そうなツールなので登録してはいたが読みもせず書きもせず放

もっとみる