後手に回ると批判しますが・・・
おはようございます。
後手に回るとはどういうことでしょうか?
山岳部では冬山の訓練をしました。
場所は富士山、時期は11月です。
斜面は何キロにもわたって凍り付き、
氷の滑り台のようです。
そこで、わざと滑り、
手に持つピッケルを表面にたたきつけて
止める訓練です。
止められなければ、
大事故につながる緊張した訓練です。
その訓練で先輩に教わりました。
一番大切なことは転ばないことで、
滑るのを止めることではないと。
まさしくその通りで、
滑るのを止めるのは後手で、
滑らないようにすることが先手です。
野球の野村監督も言っていました。
フェンス際の華麗なファインプレーもよいが、
早めに打球の下に回り込み
普通に球を取るのが一番のプレーだと。
起こった問題にいくら早く対処しても
それは後手で、
地味ですが、
問題を起こさないことこそが先手です。
日本人は勉強で、子供のころから、
問題集を解きます。何年にもわたってです。
出された問題にどう対処するかが
体に染みついています。
感染対策で後手に回っていると批判しても、
天に唾する感覚がぬぐえません。
言うは易し、行うは難しです。
我が身を振り返ります。
今日もよろしくお願いします。
安島
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