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成長を前提としない経営のヒント

おはようございます。

経営者にとって成長は万能薬です。

成長さえしていれば、
多少の問題は解決できます。
組織も元気なままでいられます。

私が初めて務めた
米系のコンサルティング会社は
倍々ゲームで成長していました。

グローバル会議では
必ず売り上げ成長のグラフを示していました。
それを見た若い私は、
とても誇らしく高揚したものです。

しかし、アメリカ・オフィスと違って
ヨーロッパ・オフィスの社員は
当時でも少し冷めていました。
すでに成熟期に入っていたのでしょう。

そして日本は今、人口減少期を迎え、
成熟期真っ盛りです。

ネット企業は例外的に成長真っ盛りですが、
そこを離れると景色は一変します。

成長を前提としなくても資金を回し、
社員を元気づけることが求められます。

これはとても地味なことですが、
歴史上はじめてに近い取り組みです。
人口減少そのものが初めてなのですから。

成長しなくてもプライドを持って
活動してもらわなければなりません。
組織の活動にどういう意味があるのかを
毎日毎日確認していく作業が必要でしょう。

その時に、病院の経営は参考になります。

成長を叫んでもほとんどの人は共感しません。
しかし、患者さんを助けようとなれば
偉い先生も現場の職員もみな協力して
取り組む人たちです。

成熟期を迎えた経営者にとって、
病院は宝の山です。

今日もよろしくお願いします。

安島

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