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小学校選びについて

私の住んでいる市には公立小学校(私立はありません)が数か所あります。通園していた幼稚園は住んでいた場所から1番近い幼稚園に通わせていました。そのすぐ近くに通うはずの小学校もありました。
子供が幼稚園時代に、私が毎年行事の係等を務めていた事もあり、小学校の情報が嫌でも耳に入ってきました。
「支援級だったとしても、普通級だったとしても、ここでは我が子は、萎縮してしまうかもしれない」と思い、保健師さんに相談しました。
有難い事に住んでいる市の福祉関係の行政が充実しており、又運よく保健師さんもフットワークが軽い方で、色々相談にのって頂きました。
「全部の小学校の支援級と普通級の見学に行ってみませんか?」と言って下さり、見学日の調整も保健師さんがして下さり、見学も一緒にしてくださいました。
同じ市でも生徒数、学校の大きさ、学校の作り、で生徒を取り巻く環境は違いました。
私が重視したのは、ハード面よりソフト面です。ハード面が整っていなくても、先生達の取り組みでいかようにでもなるからです。逆に、先生達同志の風通しが悪いと側が整っていても何の意味もありません。普通級と支援級で職員室が別の場所にあり、教室も離れのような場所にあり、隔離されているような学校もありました。
上から目線で申し訳ないのですが、先生の質といいますか、話し方、余裕、人間性、雰囲気で、学校の気といいますか、なんとも抽象的な表現しかできないのですが、先生と生徒の目の輝きが違うのです。
今は昭和の時代とは違い、毎年クラス変えも担任の先生も変わりますし、なにより先生の学校の異動も短いスパンでありますよね、いい先生が異動になった際は本当に残念に思いますが、元々の先生同志の雰囲気のいい学校は、類は友を呼ぶのか、やはり感じのいい先生が異動してきます、もちろんそうじゃない先生もいましたよ、でもそういう先生はすぐに又異動になったり、逆に最初とげのある先生でも、柔和に変わっていく先生は何年も在籍していました。

判断の一つとして、普通級の先生が支援級を受け持ったり、支援級の先生が普通級を受け持ったりと先生方の異動も普通級と支援級の隔たりがないことが重要です。
一昔前は、言い方は悪いですが、いわゆるはずれ先生が支援級の担任をしている方が多かったように感じます。どちらともに高い専門性が求められますし、先生の希望や自治体の学校の教員配置の都合もあるでしょう。
たとえ普通級と支援級の先生の異動が少なくても、会って話をすれば、職責に向き合っているか分かります。
保健師さんが動いてくれない自治体も多いと聞きます、放デイで出会った他の市のお母さん方に話したら、そこまで動いてくれる保健師さんはいないようでした。
「選択肢があるなら後であそこにすれば良かった」と後悔したくないならば、お母さんが直接学校に電話をしてアポイントをとってみてはいかがでしょうか。

私は、「子供があの先生に出会えて良かった」と思える先生が多い場所に子供を預けたいなという小学校を選択しました。幼稚園の時は、「子供を人質にとられている」という感覚が否めなかったのです。

基本、私の住んでいる市では、住んでいる学区の小学校にしか行けません(両親のどちらかの職場の近くの小学校に通えるという事はあるようです)。金銭面できつかったですが、楽しく通って欲しかったので、持ち家ではなかった事もあり引っ越しました。
違う自治体のママ友さんでも、持ち家のご家庭で、車で送迎して学区外の小学校に通っていた子もいました。

今は高学年になりましたが、結果、毎日楽しく通う子供を見て、自分の判断は間違ってなかったと思っています。
この決断に、何も知らない周りは反対意見を言う人もいました。でも、両親が、その時の精一杯で悩んで悩んで出した結果なら、それが全てだと思います。自分で考えて選択する、結果がどうでても自分で選んだのなら納得できると思いますし、「違ったな」と感じたら、又考えて動けばいいと思います。有難い事に今の時代は選択肢が沢山あります。

お子さんの事で何かを選ぶ時、どちらも選び難かった場合は、お父さんではありません、お母さんの直観を信じてみて下さい。(子育てをお父さんがメインでしているのであれば、お父さんです。一番子供と接している時間が長い保護者です)

他のデイサービスでご一緒したお母さん達も小学校の選択でかなり悩んでいましたので、
少しでも参考になればと思います。

見学の際に頭の片隅においていただきたい事。
1.学校の規模(生徒数)について
見学させて頂いて分かった事なのですが、1000人前後のいわゆるマンモス校は、色んな意味で余裕がないように見えました。逆に500人前後の学校は、教育委員会の決まりかなにかで、生徒数500人を超えないと、あれもこれも欲しいのだけど、様々な書類が通らないと、見学先の先生がおっしゃってました。どこの県もどこの市も同じかはわかりません。生徒数600人~900人を推移している学校がバランスがとれているように思います。

2.普通級と支援級の先生の風通しについて
私の子供は、小学2年生まで支援級に在籍し3年生から普通級に異動させてもらいました。我が子だけでなく、支援級にいた子は、その子ができる物については、積極的に普通級に参加していました。この時、相互の子供達が負担なく同じ環境で過ごすには、どの授業は受けて、どの授業はもうちょっと成長してからがいいのか等の見極めも含め、先生の人間性、先生同志の交流が左右するなと感じております。又、直接生徒との触れ合いが少ない事務方、給食の先生、給食作りのおばさま達、保健室の先生、話せる機会があればぜひ積極的に会話してみて下さい、いい学校は、直接生徒との触れ合いが少ない先生達も気さくな方が多いです。

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