❨840❩1973.12.17.月.晴/マルセイユ→ニース→モナコ→ミラノ/マルセイユ:フランス Nice Monaco
昨夜は、船員や若い乗客達とパーティー。
日本の歌と、アメリカの歌をうたう。
彼らのダンスは、あまりにもセクシーだ。
6時、起こされる。
8時10分、無事Marseille港に着いた。寒い朝だ。
税関でしばらく待たされたが、荷を調べられる事もなく、スムースに通った。
銀行でチェックを替え、汽車の駅へ向かう。町は平凡、クリスマスの雰囲気が感じられる。
彼(本田)と、パンとトマトとサラダを買い、駅前の公園で食べる。
1:00、Nice行きに乗る。
隋分親切な男で、ホームまで来て、列車が出る迄見送ってくれた。
これでまた、一人旅になった。
6人、5人、4人、2人と、除々に道連れが減り、遂に一人。
車窓からの景色を眺めている中に、暖かい日差しに、眠ってしまった。
フランスの田舎も、日本の田舎と同じ様なのどかさが見られる。俺の想像したフランスが、ここにあった。
夕方、NiceからMonacoまで、バスで海岸を走った。ちょうど夕陽が海を照らし、海の景色もスバラシかった。
この辺の海は美れいで、今が夏だったら、俺も降りて、泳いだろうに・・・。
「モナコ」。美しいな。コジンマリとした町で、俺の想像したバクチ場のムードはどこにもなかった。
2-3軒あるカジノは、宮殿の様な建物で、背広・ ネクタイなしでは入れてもらえない(スロット・マシンの所へは入れる)。
残念!一稼ぎしようと思ったが、ガッカリしたゼ!
しばらく町をブラつき、8時45分、Milano行きの夜行に乗る。
Marsille → Nice (汽車35フラン)
Nice → Monaco(バス3.5フラン)
Monaco→Milano (汽車23フラン)
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