❨429❩1972.11.3.晴時々雨／ブラジリア ←→ベレンを結ぶ直線道路ルート010／→Imperatriz:Brazil

約400km、ガタガタ道をボロトラックで走り、感覚がおかしくなった。
兎に角夜があけ、道もアスファルトとなり、Imperatrizまで入った。
楽な旅ではなかった。振動で胃が変になった。

車を降り、久しぶりに自転車の埃を落とす。9時より12時まで舗装の道を約40km位走った。

今、ブラジリア ←→ベレンを結ぶ直線道路、ルート「010」に居る。
まだ工事中だが、旧道は恐ろしい程の急坂がある。道路工事がいたるところで行われていて、道は凸凹、埃がスゴかった。

また一つ山脈地帯を越え、15度近い様な坂道があった。激しい起伏の地形。
50~60mの小山だが、自転車をやっと押して上るような所だ。
トラックはこんな坂を、下りの勢いで上手に乗り切って行く。

夕方、道路脇にある土方の飯場で一夜を頼むと、気持ち良くOK。
夕食も肉をゴッテリ食わせてもらう。

シェッフェに頼んで、寝る所も世話してもらう。
土壁の家で、ハンモックが二つぶらさがっており、オッサンと寝る。大変いい親父だった。

すぐ近くに川があり、連中は皆んなここで体を洗う。
寝るまでに、二度泳いだ。
コーヒーを大分飲んだが、よく眠れそうだ。