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WAGYUMAFIAと高橋是清の共通点

 最近、高橋是清の伝記『生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯』を読んだ。
 成毛眞さんのFacebookで、大河ドラマの主人公になった渋沢栄一より、断然、高橋是清の方が面白いという。
▼『生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯』
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 たしかに。幕府御用絵師の私生児として生まれ、仙台藩の足軽の養子になって横浜のヘボン塾などで英語を学び、ラッキーにも米国留学できたと思ったらホームステイ先で奴隷に売られていて、なんとか交渉して契約を破棄し帰国する。
 その後も翻訳業やら学校の校長やら、たまに官職にも奉じ、たまたま誘われたペルーの銀山への出資の結果なぜか社長を任され、ペルーの山奥高度5000mの銀山を実査し詐欺であることを確かめて、不利な契約をなんとか更改し日本に帰国。
 出資者の損を最低限にしたにもかかわらず、詐欺師の風評を立てられ失職するが、日本銀行に雇われ横浜正金銀行(あとの東京三菱銀行)に出向し最後は頭取になって、日銀副総裁に復帰して……という具合の波瀾万丈の人生を送っている。
 まあ、最後はみなさんご存知の通り2・26事件で凶弾に倒れるのであるが、それまでに首相や大蔵大臣7回(!)を始め大臣を歴任している。最後も大蔵大臣として軍部の無軌道な予算拡大をなんとか阻止しようとして逆恨みを買った結果である。

 そんな高橋是清の話は面白かったが、特に興味深いのが欧米での彼の交渉力であった。

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