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複雑な組み合わせを成功に導くために必要なこと

 今日のインターステラテクノロジズ社の取締役会は、室蘭工業大学内にある産学連携サテライトオフィスで行った。軌道投入機『ZERO』の最重要部品であるターボポンプの進捗状況の確認も兼ねてのことである。
 なにしろターボポンプの開発は燃焼器の開発より難易度が高い。なぜなら燃焼器は流体が流れるだけだが、ターボポンプは燃焼中、常に高速回転している。それも40,000rpmという超高速回転だ。しかも、その駆動はガスジェネレーターという低温(といっても数百℃)のミニロケットエンジンで行う。圧力をかけて燃焼器に送り出すのは、液化メタンと液体酸素という極低温の流体だ。

 これを一つの軸で行うので、軸にかかる応力やその振動など、さまざまなパラメータを調整する必要があり、かつある程度の範囲で稼働するように可用性を持たせる必要がある。
 軸受の摩擦を低温の流体で冷やすための循環経路の分析など、非常にデリケートな作業も多い。ロケットエンジンの不具合の50%以上が、このターボポンプから発生すると言っても驚かないだろう。

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