熱海へ旅行、鉄道で何乗る?
首都圏から、熱海方面へ鉄道で旅行という前提の話です。2021年までであれば、行き「新幹線」、帰りは「踊り子」で乗り継ぎ割引で「踊り子」の特急料金を半額にする裏技がありましたが、今はそれはできません。そこで、今回は、2022年グリーン料金値上げ後のことを考慮しつつ色んなパターンを想定して比較してみたいです。所要時間も入れてみました。
その1、在来線普通列車
片道約2000円という事で、往復すると青春18きっぷ(夏季・春季・冬季休み限定)で元が取れます。グリーン車というオプションもあります。快適に行きたいときにはいいですね。ただ、車内でチケットを買うと事前予約(スイカ予約を含む)に比べて260円高くなることに注意がいります。また、休日料金が250円安くなります。なお、2022年のグリーン料金値上げの際はこの普通列車のグリーン料金は据え置かれています。
その2、小田急+在来線
この方法が、最も安く移動できる方法です。ロマンスカーを使っても、東京や新宿から熱海とほぼ変わらない値段で行けてしまいます。小田急の株主優待券を使うとさらに相当安くなります。小田急の一般列車を使うと首都圏~熱海間を日帰りという前提として、青春18きっぷの1枚分の値段より安くなることも多いです。また、在来線のグリーン車のように、ロマンスカーというオプションがあるのもいいですね。ロマンスカーの特急料金設定が憎いことにJR普通列車グリーンの平日料金と休日料金の間なんですよね。
その3、新幹線
実は、東京~熱海間は、在来線と新幹線では運営会社が異なります。在来線はJR東日本で新幹線は、JR東海です。このため競合しているといえなくもないです。スピードは圧倒的ですね。また、30分毎に利用できて便利です。品川なら30分台です。新横浜は20分台です。恐るべきスピードです。値段は、品川からの踊り子号のグリーン利用とほぼ同水準です。新幹線のグリーンを使う際は、ぜひ品川から利用がお得です。100キロを超えると値段が急上昇するからです。東京からとの値段差がすごいことになっています。
その4、踊り子号
2021年に車両が185系からE257系に変わりました。スピードはあまり変わらないですが少しグレードアップしたかなという感じです。こちらも、距離が100キロ以内と100キロ以上で特急料金などが上がってしまうため熱海発着でしたら品川から乗ることをお勧めします。品川からのトクだ値(20日前まで)を使うとほぼ、運賃分の値段で移動できます。また、同駅からの定価であっても在来線グリーンを使うのとほぼ同額です。品川発着なら指定席とグリーンの差が770円というのも考えようによってはお得かもしれません。
また、新幹線の自由席と品川からの踊り子号のグリーンがほぼ同額です。スピードをとるか、快適性をとるか難しい選択ですね。
それに対して、東京発着の高さが際立ちます。品川発着との差が普通車で560円差、グリーン車で約2000円差にもなります。
その5、サフィール踊り子号
驚きなのは、東京発着で新幹線グリーン車より高い値段となっていることです。品川発着にすることで新幹線自由席よりは高いものの東京発着より2000円以上安くすることができます。なお、踊り子号グリーン車との値段差は、700~800円程度と特急料金の部分で差がつけられています。
その6、まとめ
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