見出し画像

【車中泊旅2024春5/15~】6/6 Day23:広島県:厳島神社だけじゃない!宮島観光は弥山なしには語れない。

広島県宮島近くの「もみじ屋ファミリーパーク」。朝5時過ぎから子供たちの声が響き、地元の人がランニングやウォーキングに訪れる健康的な公園でした。

もみじ屋ファミリーパークの朝

今朝はここを7時半に出発して、宮島へ観光。その後、広島市内に移動して今夜の宿泊先を検討。お風呂は銭湯。その後は宿泊先で夕飯の自炊という一日でした。


〇宮島観光

宮島へのフェリーが出る港附近には様々な駐車場があります。私たちはリサーチ不足で1日終日1000円という所に駐車してしまいました。しかし港近くのTimesには一日の最高料金が700円という場所があり、そちらにすれば良かったと思いました。

宮島は、平清盛が寝殿造りの社を作った「厳島神社」とその前の海中に立つ赤い鳥居が有名な観光地です。しかし、私が数年前に訪ねた感想としては、厳島神社と鳥居を見るのもさることながら、島の一番高い場所にある弥山(みせん)山頂まで行って、そこからの瀬戸内の景色を眺めるのがより印象的でした。今回、初めて宮島を訪ねる夫に、是非弥山に行こうと誘って、今日観光してきました。

二度目の訪問となる厳島神社。海上に建設された寝殿造りの建物は、入り組む赤い木材の回廊の姿が美しい事は確かです。前回は修復中で見られなかった赤い鳥居が見られたのも良かったです。

前回は修復中で白い覆いでぐるぐる巻きにされていました。
世界文化遺産!
水と屋敷の風景
廊下が巡る風景が寝殿造

しかし、やはり弥山。ロープウェイを2本乗り継いで、そこから更に1キロメートルの山道を登った先の弥山山頂の展望台からの景色は素晴らしかったです。弥山山頂には巨大な岩がごろごろと転がっていて、不思議な光景を作り出しています。そして、その先の眼下には瀬戸内海の島々が浮かぶ海が広がっています。この景色は、瀬戸内海の景色を見慣れていない人にとっては、とても不思議で面白い光景だと思います。

ロープウェイ乗り場までのとちゅう途中、もみじ谷公園。見事なかえでの新緑
1本目のロープウェイは少人数
2本目のロープウェイは大人数用
霊火堂。1200年間絶えない火で釜の湯を作っている。
くぐり岩
山頂の展望台間際の風景
弥山山頂の眺め
弥山山頂の巨岩

ロープウェイの途中から、今回は面白い旅の道連れと一緒だった事も、更に旅の思い出に彩を添えました。

一人はメキシコ人の若い女性。日本が大好き。特に宮崎駿作品を愛してやまない彼女は、日本絶賛の人で、こちらが気恥ずかしくなる程に日本を誉めてくれました。日本の現状を思うと色々と落ち込む事も多い中、こんなにピュアに日本を愛して絶賛してくれる人に出会うと、忘れていた誇りを取り戻させてくれるようで、喜ばしい出会いでした。

もう一人は、月1~2回、弥山山頂のオブザーバトリーでボランティアをしている70代と思われる日本人男性。定年退職後にこのボランティアを始めて9年になるそうです。地元の風景を愛し、こうしてボランティアをして観光を支えている日本人に出会えたのは貴重な体験でした。一緒に歩いて、見過ごしてしまっていた弥山の魅力や見どころを教えてもらえたのも良かったです。

もう一人は、このボランティアの男性と一緒にいたアメリカ人男性。彼はアメリカの原子力発電所で働いていて、福島の現状を見たいのと初めて訪ねるアジアの国、日本の文化と歴史に触れたくて旅をしていると語っていました。物静かで優しい雰囲気の彼との出会いも、今日の宮島の思い出として心に刻まれました。

前回訪れた時は、一人でガツガツと観光していたので、今回色んな人と言葉を交わしながらの弥山観光は全く異なる場所を訪ねたような印象となりました。

同じ場所を訪れても、観光の仕方や出会う人との違いによって印象が異なる。これが旅の面白いところですね。

〇銭湯「ちどり湯」

広島市街地にある銭湯。駐車場4台分を備えていて、午後2時からオープン。2時45分到着時には駐車場は最後の1台で、なかなかの人気ぶりでした。温泉ではありませんが、広々として明るく清潔な感じの浴室で、地元民にも多く利用されているようでした。小規模ながらドライサウナ、ジェットバス、電気バスを工夫して配置しているので、充実している感じがします。

〇広島市内での車中泊について

大きな町を観光しようとする際、車中泊できるような道の駅や公園は街中にはあまりありません。一つ手前の町と大きな町の間にそうした場所があればいいのですが、ない場合はどうしたらいいのかが車中泊族にとっては悩ましい点ではないでしょうか?

私たちは、これまでに大きな街で車中泊する際には繁華街の中の立体駐車場でトイレのある場所、コインパーキングでトイレのある公園が近くにある場所を利用してみました。今回の旅では、それに加えて24時間営業のスーパーを利用する事も試してみました。

今回の広島にも24時間営業のスーパーが2社見つかりました。ハローズとPure cookです。2か所両方を日のあるうちに訪ねてみて、そのうちの一つに滞在してみる事にしました。

大通りに面していなくて、塀に面したパーキングスペースがあるなど、あまり人目につかずに滞在できる環境があるPure cookを選択。イートインコーナーには充電用のコンセントもありましたので、充電もさせてもらえて本当に助かりました。

こちらのスーパーでは昼晩の食事の買い物、ワインや日本酒の備蓄など、結構な金額の買い物をしたので、そんなに罪悪感は感じませんでした。スーパー側と車中泊側のこうしたウィンウィンの関係が広く知られるようになると嬉しいですね。

〇夕飯の自炊

豚小間とにらの焼きうどんを作りました。普通の街中ですので、さすがに車外で食べるのは気が引けて車内で食事しました。街中とはいえ、観光客が食事に集うような繁華街からは外れた、郊外の住宅街。飲みに行く事もなく、夜は自炊して後は車の中で静かに過ごしました。こんなパターンもありだなと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?