米国アカデミー賞授賞式での俳優たちの差別的な振る舞いが話題になっています。 海外で暮らしていると、「ああ、よくあること」と思います。 彼らに悪意はなく、多分、無意識なんです。 でも、無意識レベルで人間扱いしていないことがバレてる。 「日本が西洋人の国だったら、原爆は落とされなかった」とはよく言われることです。 その通り。 原爆や水爆実験をどこでやっているか見れば、一目瞭然。 無意識にまで浸透している、西洋人の有色人種への差別は、植民地化政策以前に遡ります。 有
私は海外に住んでるので、日本のテレビが見れない。 新聞や雑誌は見ようと思えば見れるけど、今はそこまでしない。 見るのはネットニュースのみである。 今、誰かの結婚が大騒ぎになっているみたいだけど、どうでもいい。 その人のことも知らない。 私はもともとスポーツを全く見ない。 中学の時、部活は帰宅部だった。高校の時は新体操部だったけど。 体育会系が大嫌いなのだ。 その狭い世界観が嫌い。 多分、学校制度そのものが嫌いなんだと思う。 根性とか、連帯責任とか、 上下
漫画家の芦原 妃名子さんがお亡くなりになられたことが 波紋を呼んでいます。 原作のテレビドラマ化にあたり、テレビ局や脚本家との コミュニケーションに齟齬があった、という点については、 私は専門ではないので、ここでの発言は控えます。 ただ、脚本家さん個人に対する 誹謗中傷はすぐにやめるべきです。 芦原 妃名子さんの悲劇的な死により、 自身の被害者意識や 内に秘めた怒りを刺激された方々が 感情的になって 物事を公正に見る能力を失い、 加害者になっていくのを
日本人の父親のほとんどは、離婚後、きちんと養育費を払わず、 子供の養育に責任を持とうとしない。 平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告によると、養育費を継続的に受け取っている母子家庭の割合は24.3%、全体の約2割にとどまっている。 離婚の際に子供の親権を求める父親のほとんどは、 子供のためを思っているのではなく、 妻に捨てられる惨めな自分を受け入れられずに 子供の存在を理由にごねているだけだ。 父親が子供をダシに母親を困らせ、攻撃するのは 幼稚で自己
能登半島地震の被災者の方々にお見舞い申し上げます。 どうか無事で温かくしていてください。 被災地域に一日も早く平安が訪れますように。 災害が起きた時にいつも痛感するのは、 家族や友人、近所の人とのつながりの大切さ。 助け合い、協力し合うこと。 そして健康の大切さ。 普段から食事に気を付け、体力作りをしておくこと。 いつ何が起きてもおかしくないという 危機感を持って生きること。 そうすれば、毎日を慈しみ、 周りの人を気遣い、 当たり前の日常に
明けましておめでとうございます。 みなさまにとって2024が素晴らしい年になりますように! 私の新年の抱負は【伝授と共有】です! これからもブログとSNSで【自由になる方法】をお伝えしていきます。 私は30代で幼い子供2人をかかえた未亡人となり、 無職シングルマザーとして海外に飛び出しました。 アダルトチルドレンとして依存で生きてきた私が、 様々な勉強や経験を通して、 成長、自立し 今では、信じられないほど 自由に生きられるようになり、
海外に出ると、人々の人生に対する姿勢の違いのようなものを感じる。 人生を楽しもうとするのは、当たり前のこと。 嫌なことを我慢しない方がいいのも、当たり前のこと。 欧米では、嫌なことをはっきり「No」と言わないで、 「大丈夫です」と我慢していると、 「嘘つき」だと思われる。 本当の気持ちを言わないのは、自分に対しても相手に対しても、 裏切りなのだ。 もちろん、仕事上で仕方のない場合もあるが、 プライベートでそれをやる
ハワイ、オアフ島では、毎年2月に、オバマ前大統領の母校としても有名な、ハワイの名門私立学校、プナホウ・スクールが開催する学園祭「プナホウカーニバル」が開催される。 テーマパークや遊園地のないハワイでは、地元民が楽しみにしている年に一度の大イベントだ。 特に本格的な移動遊園地と、お祭りのような、さまざまな食べ物のブースが大人気で、ハワイの音楽やダンスのパフォーマンスも楽しむことができる。 私たちは一月末からハワイに滞在していたので、ちょうど2月のプナホウカー
語学学校の学生は、短期滞在者と長期滞在者に分けられる。 私の通った午前のクラスには、長期滞在者である古株の4人がいて、いつもうるさくしゃべっている金髪の若者の他に、天然パーマの頭髪と髭が白髪交じりの、日焼けした陽気な50代後半くらいの男性、 日本食レストランのオーナーだという50代前半くらいの小太りの男性、いつも彼の隣にいる背の高い30代後半くらいの元CAの女性がいた。 その4人は顔見知りでクラスに慣れている感じだったが、レストランオーナーと元CAの二人以外は個人的に親
ハワイは優しく美しく、大好きな場所だけれど、 特にホノルルのダウンタウンの方は治安が良くないということも、子連れでここに住むのは私たちに適さない、と考えた点の一つだ。 (2020年、コロナ禍直前にまたハワイを訪れた時には、さらに治安が悪化していると感じた。 現地の人々にも余裕がなくなり、昔よりも観光客への愛想が良くない人も増えたようだ。 昔はダウンタウンの方でしか見なかったホームレスや、明らかにドラッグをやっている怪しい人たちをワイキキの高級ホテルの周りでも見るようにな
語学学校へ何日か通ううちに、クラスにいる学生たちの顔を覚えるようになった。 いつも落ち着きがなく、時に席から立ちあがり、大声で叫ぶように話す金髪の若者は、日本で数年浪人したが大学には入れず、その後自衛隊に入ったがすぐに辞めたのだという。 派手な格好や乱暴な言葉遣いから、ヤンキー上がりのようにも見えるが、時々「お父さんが学費を出してくれている」というような子供っぽい話し方をする。 ここにも金持ちの親にお払い箱にされた日本の若者がいる、と私は思った。 14年前、ニューヨー
アラモアナショッピングセンターの裏手にある語学学校の学生は、ほとんどが日本人だった。 受付を済ませると、最初にテストを受け、上級者クラスに入ることになった。 午前中はスピーキングとリスニングの授業で約15人ほどのクラス、午後の授業はライティングで約20人ほどのクラスだった。 午前中のクラスの英語講師は若いアメリカ人男性で、講師としての質も低いのか、学生たちにあからさまに舐められていた。 20代から50代までいると思われる、年齢がバラバラなこのクラスの学生たちが、どのく
ハワイ、ホノルルでの学校生活が始まった。 朝7時半に親子3人でコンドミニアムの部屋を出、歩いて2分のローカルバスの停留所へ向かう。 通勤時間なので道路は渋滞し、バス停にも通勤中の人たちが数人並んでいる。 バスの中も混んでいて、座席はたいてい埋まっている。 15分ほどバスに揺られ、娘が通う小学校の最寄りのバス停で降り、小学校まで歩いていく。 公立学校へは親が労働ビザ保有者か市民権のある子どもしか通えないので、娘が通うのは私立の小さな小学校だ。 娘を学校に送った後、息
コンドミニアムの部屋にスーツケースを運び込み、 日用品や食料を買いに外へ出た。 目の前にバーガーショップがあったので、そこで食事を済ませてしまう。 日本では見ないチェーン店だ。 ソフトドリンクのカップが、Sサイズでも巨大でびっくりする。 食事を終え、道路を渡ったところにあるコンビニエンスストアへ行き、 ミネラルウォーター、フルーツやシリアル、歯ブラシなどの他に、 部屋で飲もうと思いついて缶ビールもかごに入れた。 レジカウンターで、現地人の若い女性店員にIDを見
少しは眠ることができただろうか。 熱を帯びた鋭い太陽光に顔を照らされる。 飛行機は斜めに傾き、大きく旋回している。 楕円形の小さな窓の外には、 大地母神のどっしりとした生命力を思わせるような、 野性的な緑濃い山々が見えた。 太古の昔、人類の文明の前からそこにあり、 人類がいなくなったあとも存在し続けると思わせるような力強い自然。 恵み豊かな自然の前では、文明も意味を失うように見える。 むしろ、自然を破壊し格差を生む文明は、人を不幸にしているのではないか?
喪失と孤独からの出発(1) 「海を越える未亡人」は、私が子供二人と共に海外移住し、 シングルマザーとして子育てを完了するまでの軌跡です。 ニュージーランド移住に先駆けて行った、 ハワイ親子留学の経験を、当時を思い出しながら書いています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夫と実母を亡くして1年。 2か月前に夫の一周忌、年をまたいで一月下旬に母の一周忌を終えた次の日、二人の子供を抱えた30代の未亡人となった私と子供たちが向かったのは、