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我慢を選ぶのも自分の責任


 
海外に出ると、人々の人生に対する姿勢の違いのようなものを感じる。
 

人生を楽しもうとするのは、当たり前のこと。
 

嫌なことを我慢しない方がいいのも、当たり前のこと。
 

 
欧米では、嫌なことをはっきり「No」と言わないで、
 
「大丈夫です」と我慢していると、
 
「嘘つき」だと思われる。
 

 
本当の気持ちを言わないのは、自分に対しても相手に対しても、
 
裏切りなのだ。
 

 
もちろん、仕事上で仕方のない場合もあるが、
 
プライベートでそれをやると、信用されない。
 
 

「本当の気持ちを言ってくれない。
 
自分に対して嘘をついてる。
 
心を開いてくれない。」
 
とがっかりされるのだ。
 
 

心と行動が一致していないと、人はいずれ心を病む。
 

だから、嫌なことは、嫌だと意識した方がいい。
 
 
日本社会では、心を殺して我慢し続け、
 
麻痺してしまっている人が多いように思う。
 
 

そうして被害者意識が増大していき、
 
人の幸せが許せなくなる。
 
 

我慢することを決めたのは自分なのに。
 
 


 
子供が遊びに行くとき、欧米の親は「楽しんできてね!」と言う。

 
日本では「気をつけなさい」と言う親が多い。

 
海外では、親や先生が率先して楽しむ姿を子供に見せる。

日本社会には、他人の幸せを妬む空気が蔓延していて、

自分だけが楽しんではいけないような気分になる。


不幸な人は他人の幸せを願えない。


日本にはびこる「楽しむこと」への罪悪感に、

私は子供の時から違和感を感じていた。

「人生は辛いもの」

「苦労するのはいいこと」

「みんな我慢してるんだから」

という空気になじめなかった。


確かに、私は甘やかされて育ったから、我儘かもしれない。

でも、そのおかげで「自分は思い通りの人生を生きるために生まれてきた」
と信じられるし、信じているから、その通りになった。

子供たちにも、思い通りの人生を生きて欲しいし、

「願ったことは、たいてい叶う」と

自分を信じて強く生きて欲しい。


自分の力を信じられるから、利用されたり、搾取されずに済むのだ。

罪悪感を植え付けると、人は操作されやすくなる。

「自分」を信じられなくなるから、人の言いなりになる。

そうして、幸せな人を妬む。


私は自分を疑い、人に操作されて

他人を妬むだけの人生なんて嫌だ。


自分が楽しまないから、人の不幸を望むんだよ。


我慢してるから、他人の足を引っ張りたくなるんだよ。


私は、自分の子供たちをそんな空気の中で育てたくない。

人生を楽しもうと当たり前に思える人間になって欲しい。


そのためには、親が人生を楽しむ姿を見せなくてはならない。


自分が楽しんできていない親は、
子供に「楽しんできてね」とは言えない。


ハワイのプナホウカーニバルで、子供と一緒にアトラクションに乗って
久しぶりに笑い転げて、そう思った。
 
 

私にも、子供たちにも、これからもたくさん楽しいことがありますように。


人生は、与えられた肉体と時間をどれだけ有意義に使うか、だと思う。


やりたくないことを我慢する時間なんて、ない。



自分を幸せにできない人は、誰のことも幸せにはできない。


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