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我慢を選ぶのも自分の責任
海外に出ると、人々の人生に対する姿勢の違いのようなものを感じる。
人生を楽しもうとするのは、当たり前のこと。
嫌なことを我慢しない方がいいのも、当たり前のこと。
欧米では、嫌なことをはっきり「No」と言わないで、
「大丈夫です」と我慢していると、
「嘘つき」だと思われる。
本当の気持ちを言わないのは、自分に対しても相手に対しても、
裏切りなのだ。
もちろん、仕事上で仕方のない場合もあるが、
プライベートでそれをやると、信用されない。
「本当の気持ちを言ってくれない。
自分に対して嘘をついてる。
心を開いてくれない。」
とがっかりされるのだ。
心と行動が一致していないと、人はいずれ心を病む。
だから、嫌なことは、嫌だと意識した方がいい。
日本社会では、心を殺して我慢し続け、
麻痺してしまっている人が多いように思う。
そうして被害者意識が増大していき、
人の幸せが許せなくなる。
我慢することを決めたのは自分なのに。
![](https://assets.st-note.com/img/1696191496633-zOkUZDksrv.jpg?width=800)
子供が遊びに行くとき、欧米の親は「楽しんできてね!」と言う。
日本では「気をつけなさい」と言う親が多い。
海外では、親や先生が率先して楽しむ姿を子供に見せる。
日本社会には、他人の幸せを妬む空気が蔓延していて、
自分だけが楽しんではいけないような気分になる。
不幸な人は他人の幸せを願えない。
日本にはびこる「楽しむこと」への罪悪感に、
私は子供の時から違和感を感じていた。
「人生は辛いもの」
「苦労するのはいいこと」
「みんな我慢してるんだから」
という空気になじめなかった。
確かに、私は甘やかされて育ったから、我儘かもしれない。
でも、そのおかげで「自分は思い通りの人生を生きるために生まれてきた」
と信じられるし、信じているから、その通りになった。
子供たちにも、思い通りの人生を生きて欲しいし、
「願ったことは、たいてい叶う」と
自分を信じて強く生きて欲しい。
自分の力を信じられるから、利用されたり、搾取されずに済むのだ。
罪悪感を植え付けると、人は操作されやすくなる。
「自分」を信じられなくなるから、人の言いなりになる。
そうして、幸せな人を妬む。
私は自分を疑い、人に操作されて
他人を妬むだけの人生なんて嫌だ。
自分が楽しまないから、人の不幸を望むんだよ。
我慢してるから、他人の足を引っ張りたくなるんだよ。
私は、自分の子供たちをそんな空気の中で育てたくない。
人生を楽しもうと当たり前に思える人間になって欲しい。
そのためには、親が人生を楽しむ姿を見せなくてはならない。
自分が楽しんできていない親は、
子供に「楽しんできてね」とは言えない。
ハワイのプナホウカーニバルで、子供と一緒にアトラクションに乗って
久しぶりに笑い転げて、そう思った。
私にも、子供たちにも、これからもたくさん楽しいことがありますように。
人生は、与えられた肉体と時間をどれだけ有意義に使うか、だと思う。
やりたくないことを我慢する時間なんて、ない。
自分を幸せにできない人は、誰のことも幸せにはできない。
![](https://assets.st-note.com/img/1696191704489-mv1ImrnZTX.jpg)
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