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経済力以外に、女にとって男は必要か? 



経済力以外に、女にとって男は必要か?


社会学者であり東京大学名誉教授の上野千鶴子は、鈴木涼美との共著「往復書簡 限界から始まる」で、

「既婚女性たちは、経済的依存以外に夫に依存していない。」

「男が男であるために女に依存しているようには、

女の多くは男を必要としていないように思える。」と書く。




「経済力以外に、女にとって男は必要か?」

この質問を、経済的に男を必要としない私は、

私自身に問いかけ続けている。


90%以上は、「私にとって男は必要ない。」かな。

10%は考える余地を残しておく。

そもそも、私が必要とする対象が男なのか女なのか、

ペットなのかも判断がつかないのだから。




経済的理由で男に依存せざるを得ない女性たちを、

私は理解するし軽蔑はしない。


女性のせいではなく、社会の方の問題だからだ。

特に日本は、もっと女性が自立しやすい社会に変わるべきだし、

女性たちも自立できるように努力すべきだとは思うが、

それが難しいのなら、割り切って男を利用して生き延びるのも

一つの戦略だろう。




でも、社会的規範に縛られ、そのことに自覚もなく、

「自分には男が必要だ」と思い込んでいる女性たちを私はアホだと思う。


「男のいない私は欠落している」と

思い込まされていることにも気づけないのか、と。


そういう私も、男がいたらいたで邪魔になることはわかっているのに、

「旅行するとき、二人の方が便利かも」とか、

「家を借りる時も、二人の方が経済的かも」

と思ってしまう自分もいる。



ただ、決して男に「私をわかってほしい」「理解してほしい」

まして「守ってほしい」とは、ハナから期待していない。

(男にその能力があるとは思えないから)


お互いに都合のいいときに横に置く存在なら、

分かり合えて、一緒に楽しめる女友達の方がずっといい。



中高年が婚活をする理由に「孤独死を怖れる」とよく聞くが、

結婚していたって、ほとんどの人は病院で孤独に死ぬし、

事故や急病の場合もあるし、そもそも現代人は死ぬ場所を選べない。


死ぬときのことなんて、どうでもいい。


大事なのは、死ぬときではなく、

死ぬまでにどれだけ余計なストレスなく、

なるべく自由に楽に生きられるか、だと思う。



だとしたら、やっぱり私には男は「必要ない」どころか「邪魔」だな。


でも、時々ちやほやしてくれる存在はキープしておいた方が

人生の彩にはなると思う。


既婚女性よりシングル女性の方が長生きするというデータが示唆するように、

既婚女性にとって、夫は心理的に頼りになるどころかストレス源である。



男たちは、もともとそのことを知っているから、

わざと女性が自立できない社会を作ったのではないかと勘繰ってしまう。




***次に続く***

お読みいただきありがとうございました。

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