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「自分らしさ」行方不明な人集合

自分らしさってなんですかね

前回、自己肯定感が皆無という人間をご紹介いたしました。あ、yazuっていうやつのことなんですけどね。

こんな奴が「自分らしさ」なんて探そうもんなら魔境のインド行ったってみつかんねーよという話です。なんなら宇宙旅行でも行けば月の裏ぐらいに見つかるようなもんですかね(笑)

そう。自分を否定しまくってる人間に自分らしさなんてあるはずありません。そんな人にですね、どっかのキャピついてる港区女子から「自分らしく生きていこう♡」なんて言われたらどうですか。

よろしい、ならば戦争だ。

こういう上辺っつらを語ってくるやつぁー、一生僕とは相容れません。

あー、そうですね!あんたはいいよ、自分らしさっていう高尚なもんを持っていて羨ましいですねぇ!

僕にはそんなものはありません。友達にも先生にも親にも言われた言葉ですが、中年オヤジ、この方自分を見失って何十年です。

そもそもこの世の中で一番否定している自分が僕ですよ?そんな自分に「らしく」生きていこうとかぬかしてる人物がいれば、それこそ激おこ案件です。自分らしくの前に自分を辞めたいと思ってるんだから。

だからそんなもんがなくてもいいじゃんって思ってるのは僕だけなんかなーと思ったりしているのが今日のお話です。



自分らしさの定義を知りたい

そもそも「自分らしさ」ってなんでしょうかね。そんなあなたに教えたいのがタウンワーク。え、タウンワークって思ったあなた。知らないの?タウンワークは心が行方不明な僕らも導いてくれる素晴らしい読み物なのだ!

子曰く、「自分らしさ」とは他者にとらわれず自分の価値観や性格を尊重している状態のことらしいです。孔子関係ないけど。

いやね、この記事読んでくれたら分かるんですが、僕の疑問にわかりやすく答えてくれてましてね。自分らしくってのはようはこういう状況らしいんですよ。

・自分の得意不得意、弱点や苦手を理解しているので、苦手な人、場所や状況を避けることができる
・自分の得意や体験を理解しているので、努力の仕方や目標を立てやすい
・他人と比較せずに、自分を受け入れることができる

前述のTOWNWORKマガジンより

つまり、自分が得意なことを続けられる世界で、他人に関係なくぬくぬくやれる状況や環境が「自分らしい」なんですって。いや、変な書き方しちゃいましたけど、実際そうなんだと思うんです。

どう思います??僕はコレを読んで、所詮、こんなもんなんだなー自分らしさなんてって思いました。

そりゃあ、素晴らしいステージですよ、居心地がいいですもん。自分が気持ちよくいられる世界。

でもさー、それってある程度自分が生きるべき世界を構築している人が言える話ですよね。これって本当に心から言える人ってどれだけいるんでしょうか?

いや、自分が「らしさ」を持ってないからってのもあるんだけど、全然イメージが出来ないんですよ。そんな素晴らしい世界観を抱いている人がどれだけ存在するんだっつーことを僕はどうにもこうにも理解出来ないです。



世の中の「自分らしさ」ってこんなにくだらねえのだ

困った時に見てみるのが世の中のアンケート。どれだけの精度があるかはしりませんが参考にはなります(笑)

アクティア株式会社が2023年7月に「自分らしさ」に関するアンケートをとっていますので、そちらを参照しました。

https://www.value-press.com/pressrelease/323275


この中で見てほしいのはこれ。「何をしているときが”自分らしい"と感じますか」っていう問いに対しての結果です。

僕、これを見て自分の目を疑いましたね。

一位、なんですかこれ。自分らしさを感じる時間No.1が「ひとりでTVやネット視聴」ですってよ(笑)

笑っちゃいました。二位だって「ひとりで何にもしていないとき」です。一位と二位はほぼほぼ同じこと言ってますよね、これ。

どうですか、皆さん。いや、少なくとも「私には自分らしさが分からない」と悩んでたあなた。これが人が言う「自分らしさ」なんですって。

笑ってやりましょう!!

自意識過剰港区女子の大半も、自分らしさなんてろくでもねぇってさ!!!(違)誰にも邪魔されない時間が自分らしさって言ってる人が大半なんです。そんなもんが所詮人がいう「自分らしさ」なんです。

ここまで言えば十分でしょう。

世間一般も「自分らしさ」なんてロクでもないものを抱いている人が大半です。布団の中でスマホいじりながらYoutube眺めてギャハハ笑ってるのが自分らしさって、それどこに個性があるんですか。

心悩みながら自分探しをしている僕らのほうがよっぽど自分らしさを求めようとしているわけです。褒めてやっていいレベル。



「自分らしさ」なんて無くたって生きていける

ここで言いたいことは、別にろくでもねー現実を高らかに罵倒してやろうって話じゃなくて、この世の中で「自分らしさ」を追求して生きてる人はそこまでいないってことなんです。

そもそも世間と僕らの「自分らしさ」というキーワードの考え方が違うんです。

世の中の多くの人が思う「自分らしさ」は単純に「気持ちいい時間」でしかありません。ストレスがかからない理想の生き方であり、その結果でしかない。

一方、心がぶっ壊れてる僕(とその同士)の考える「自分らしさ」というのは行方不明なんですが、何とかひねり出した結果は自分のやっかいな個性そのものであり、こいつを生活や仕事に組み込んでいく作業そのものです。

でもそんなことをしたら社会からつまみ出されると思い悩みました。だから自分を押し殺さないと生きていけないという気持ちが葛藤となって思い悩むんです。実際、この思考は間違っちゃいないんだけど。

だから、「自分らしさ」に対する考え方のベクトルが違うんです。

こうして世間との「自分らしさ」のギャップに踊らされながら、時に無意味に傷ついたりブチ切れたり泣いたりしている状況です。

いいんですよ。こんな適当な「自分らしさ」しかなくても、世の中は十分回ってるんです。人は生きてるんです。

だからもし「自分らしく生きていこう」なんて適当な話をヌカしやがったら言い返してやりましょうよ、「じゃあ、あなたの考える自分らしさってなんですか?」って。

絶対大した答えはないです。

つくづく思うのは、僕らは頭でっかちになって考えすぎます。

どうせ答えなんて無いんだから!だったらやめよう!

そう。そんなもんは考えなくて生きたって別にいいじゃないっていうところまでたどり着ければ、まあまあ病気はマシになるような気がします。

…偉そうに言いましたけど、僕、そこまでたどり着いてません(涙)

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