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定期検診

今日は、七夕ですね🎋
あいにくのお天気ですが…

大宅選手は、朝から、半年に一度の定期検診のため、表参道の伊藤病院へ。
伊藤病院は、世界一の甲状腺疾患専門病院として知られ、1日平均1300名もの患者さんが、全国から訪れています。

2018年9月の手術から、はや3年あまり。
伊藤病院の先生方のバッグアップによって、競技に復帰できた大宅選手ですが、バセドウ病との戦いは、生涯続きます。

毎朝、甲状腺機能を補うために、甲状腺ホルモン薬の内服は必須。
この先も、ずっと、この薬を飲み続けなくてはなりません。

手術によって、バセドウ病再発の心配はなくなりましたが、薬を飲み続けることで、競技者としての体調管理が難しかったり、ホルモンバランスの乱れ、トレーニング負荷の加減、体重管理の難しさなど、様々な課題を抱えています。

私が知り得る限り、バセドウ病の手術を経て、競技の第一線に復帰した、中長距離・マラソン選手は、ほとんどいないはず。それだけ、中長距離・マラソン選手にとって、バセドウ病の罹患というのは、選手生命を絶たれる可能性もある、恐ろしい病です。(あくまでも私個人の見解ですが)

日本選手権が終わり、様々なことを考えていますが、大宅選手は、本当によく頑張ってくれたなという思いが、日を追うごとに強くなってきています。

成績自体は、大宅選手も私も納得いくものではありませんでしたが、同じ病気で苦しんでいる方々にとって、大宅選手の存在が、ほんの少しでも、勇気や希望の光になればいいなと考えています。

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